出版社内容情報
蔦重の最高傑作「東洲斎写楽」はなぜ一瞬にして消えたのか?
喜多川歌麿、東洲斎写楽、恋川春町、山東京伝、曲亭馬琴……鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師たち。江戸の精華として誰もが知る彼らの人生の栄光と悲哀を描いた連作短編集。
寛政六年、奢侈禁止令によって客足が遠退き、破綻の危機に瀕した芝居町。立て直しのために芝居小屋「都座」の座主・都伝内が白羽の矢を立てたのは蔦屋重三郎だった。同じく奢侈禁止令の影響でさびれていた吉原遊郭を、無名の絵師だった喜多川歌麿を起用して花魁の錦絵を描かせ、評判を高めて再興した手腕を買われたのだ。苦慮する蔦重は、都伝内が上方から迎えた人気作者・並木五瓶の話を聞き、書見台に散らばる走り書きに目をつける――。
「最後の機会を与えましょう――。もし、あなたが、本気で絵に取り組もうという覚悟と気組があるのならば」
『ぴりりと可楽!』で第三回細谷正充賞を受賞した著者の新作、早くも登場!
内容説明
鋭い閃きと大胆な企てで時代を切り開いた、稀代の出版プロデューサー・蔦屋重三郎が世に送り出した戯作者や絵師たちの、人生の栄光と悲哀を描いた連作短編集。
著者等紹介
吉森大祐[ヨシモリダイスケ]
1968年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。大学在学中より小説を書き始める。電機メーカーに入社後は執筆を中断するも、2017年「幕末ダウンタウン」で小説現代長編新人賞を受賞。20年『ぴりりと可楽!』で第三回細谷正充賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
真理そら
セロリ
にゃおこ
fuku3