講談社学術文庫<br> ジャンヌ・ダルク―超異端の聖女

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講談社学術文庫
ジャンヌ・ダルク―超異端の聖女

  • 竹下 節子【著】
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  • 講談社(2019/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065162767
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0122

出版社内容情報

 痛快で、やがて悲しい――。ジャンヌ・ダルクの生涯を一言であらわすならば、このようになるでしょうか。
 時は15世紀、英仏100年戦争の末期。フランスを二分する未曾有の国難のなか、パリを追われた失意の国王シャルル7世のもとに彗星のごとくあらわれたのが、ジャンヌ・ダルクです。甲冑を身にまとい馬上の人となった彼女は破竹の勢いで敵方を打ち破り、またたくまにシャルル7世をランスでの戴冠に導きます。しかし華々しい栄光もつかの間、ジャンヌはイギリス軍に引き渡され、異端者として生きたまま火あぶりにされてしまうのです。「声」に導かれるまま生まれ育った村を旅立ったのが16歳、火刑台に立たされたときには19歳でした。
 本書は、100年戦争の政治的背景から、中世におけるお告げや聖女の系譜など、彼女が生きた当時の世界を浮かび上がらせることで、ジャンヌ・ダルクの全体像をあざやかに、しかも親しみやすい筆致で描きだします。
 名もない羊飼いの娘だったジャンヌを突き動かした「声」、ついにはシャルル七世をも動かし、フランスを熱狂させたものとは、いったい何だったのでしょうか。カトリックの聖人は数多くいますが、異端者として火刑にまでなりながら、500年後に聖女として認定されたのは彼女だけです。「普通の女の子」が国を救い、国家意識を創ることを可能にしたヨーロッパ中世とは、そして彼女を「守護聖女」として今なお現役で生かしているフランス人の心性とはいったいどのようなものなのでしょうか。異端にして聖女、華やかで苛烈なジャンヌ・ダルクの世界に、あなたも飛び込んでみませんか?(原本:講談社現代新書、一九九七年)

【本書の内容】
プロローグ
序 章 ジャンヌ・ダルクとはだれか
第1章 ジャンヌ・ダルクの先駆者たち――カリスマと聖女
第2章 神の「声」を聞いた少女
第3章 中世の政治と宗教――少女戦士はいかにして誕生したか
第4章 戦場の乙女
第5章 ジャンヌの最期
エピローグ
あとがき
学術文庫版あとがき
おもな参考文献

内容説明

一五世紀初めに彗星のように現れて未曾有の国難を救い、火刑台に散ったジャンヌ・ダルク。なぜ彼女は魔女として死に、聖女として甦ったのか。英仏百年戦争の政治的背景、お告げの「声」や聖女の系譜など、神秘が息づく中世ヨーロッパ世界から光をあてて、華麗で過酷な運命を背負った少女の全体像を、彩りゆたかに親しみやすい筆致で映し出した決定版!

目次

序章 ジャンヌ・ダルクとはだれか
第1章 ジャンヌ・ダルクの先駆者たち―カリスマと聖女
第2章 神の「声」を聞いた少女
第3章 中世の政治と宗教―少女戦士はいかにして誕生したか
第4章 戦場の乙女
第5章 ジャンヌの最期

著者等紹介

竹下節子[タケシタセツコ]
比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

81
とても面白かった。もうひとり「ジャンヌ」が存在していたことや同僚(?)にいわゆる「青髭」がいたこと、当時における男装の持つ特殊性など、知らないことだらけだった。やはり男装や火刑というインパクトはひとびとに対して相当大きかったのだろう。小学生のとき「まんが世界の歴史」で読んだイメージが強烈だったが、それが一段と強化された。よくわかっていなかったヨーロッパ史の勉強にもなった。2019/06/14

k5

64
ジャンヌ以前にも存在した聖女の姿やジル・ドレの運命など、豊富なエピソードが盛り込まれています。ただ、わりと話があっちゃこっちゃ行く気はします。サブタイトルの「超異端」もよく掴めなかったけれども、ル・ゴフ読めということかいな。一方、すごく腹落ちしたのはブルゴーニュと和解をしたかったシャルル七世がジャンヌを見捨てるくだりです。2021/11/23

ジョゼ★ネコを愛する絵描き(趣味)

44
ジャンヌ・ダルクの生涯を追うような内容かと思いきや、ジャンヌ・ダルクについて考察する解説本という感じでした。 ジャンヌ・ダルクのみならず聖人聖女や彼女と同じ時代に生きた人々について、また背景にあった歴史や宗教などについても書かれていてとても勉強になりました。 ジャンヌ・ダルクの生涯をもう少し詳しく知りたいと思った私にはちょっと物足りなさもありましたが、今後の読書にも本書で得た知識が役立つといいなと思います。 リュック・ベッソン監督「ジャンヌ・ダルク」、今観ればまた違う視点で観ることが出来るかもしれません。2022/01/16

坂城 弥生

44
『超異端』という表現が印象的でした。2021/10/21

まこ

10
魔女裁判は宗教派閥の対立があるし、ジャンヌの場合はそこにイギリスからの報復いちゃもんも加わった。神との交信に関してもこの当時、神と接点を持った女性が少なからずいる。そういう意味ではジャンヌの存在は嫌な言い方すれば当時としては普通。けど、一村娘が兵を率いて戦った、死後に名誉を回復されたとあればそこに特別感が出てくる。2020/05/16

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