出版社内容情報
持ち物は一台の車と自由だけ。彼女の名前はアン。太陽のように力強く輝く。山本美希、鮮烈のデビュー作。
持ち物は一台の車と自由だけ。彼女の名前はアン。太陽のように力強く輝く。山本美希、鮮烈のデビュー作。旅人、娼婦、家出少女、新婚夫婦、未亡人…。すべての人生は一本の道でつながっている。青空の下を駆け抜けるロードコミック！
持ち物は一台の車と自由だけ。彼女の名前はアン。太陽のように力強く輝く。自由でいられなくなるくらいなら、家族も家もいらない。一人旅を続けるアンの前に現れる、旅人、娼婦、家出少女、新婚夫婦、未亡人たち…。殺人、強姦、誘拐、誘惑、裏切り、信頼、愛情、すべての人生は一本の道でつながっている。どこまでも突き抜けるような青空の下を駆け抜けるロードコミック！太陽のように力強く輝く。山本美希、鮮烈のデビュー作。
【著者紹介】
第29回MANGA OPEN大賞受賞、「サニー・サニー・アン」で漫画家デビュー。アート活動にて日比野克彦賞受賞。「本」と「物語」と「絵」を軸に活動中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
13
『爆弾にリボン』を読んだとき、山本美希の若さが羨ましくなったもんだ。若さゆえの拙さが、そのまま若さゆえの真っ直ぐさに繋がっていて、それが若さゆえのピュアな物語となっていることの、その羨ましさを。彼女のデビュー作『Sunny Sunny Ann!』を読むと、それだけではなかったことに気付かされる。この作品は、アンの生き方同様、とてもたくましい。図太さからではない、繊細さから来るアンのたくましさは、だからこそ多くの女性の共感を得るだろう。（つづく）2013/05/03
よしゆき
8
セリフが多くなく、絵で魅せるタイプの作品。舞台はアメリカで時代が古い感じなんだけど、CDもあるし、携帯もある。誇り高き娼婦アンのセリフは本当に心に突き刺さります。「棺桶に入るくらいなら野垂れ死んで、犬食べられた方がいいわ」このセリフがアンのすべてを表している気がする。2012/10/09
めめめ
6
モーニング本誌で読んで心をわし掴まれた。太っちょレディ・アンの痛快なロードームービー冒険譚。車での一人旅っていかにもアメリカンで面白そう。トラブルは怖いが…。孤独も寂しさも自由のスパイス。極力台詞を排した画づくりがセンスいい。2016/07/06
肴食い
4
なんだろう、漫画を読み終えたというよりは、アメリカが舞台のロードムービーを見終えたような感覚。面白かったです。2012/07/29
紀梨香
3
土浦の展覧会にて。車さえあればどこへでも行けるし、どこでも眠ることができるアン。アンの自由な精神がのびのびとした線に表れていて、アンのたくましさに胸がすく思いがしました。2025/04/19
