出版社内容情報
太平洋戦争のただ中にきてしまった海上自衛隊所属艦「みらい」。一隻の最新鋭イージス艦が、歴史を変える！
トラック諸島での艦長・梅津と山本五十六の会談の結果、「みらい」の横須賀への“帰港”が決定。だがその途上、米空母「ワスプ」の爆撃飛行隊が「みらい」を急襲する！ それは「みらい」の存在を危険視する海軍内の一派の画策によるものだった。同行していた潜水艦「伊21号」に隔離されてしまった角松に打つ手は…!? その頃、草加の姿は京都にあった。彼の目的はある退役軍人に会うこと――その名は、石原莞爾。
【著者紹介】
かわぐちかいじ
1948年、広島県尾道市生まれ。68年「ヤングコミック」誌にて『夜が明けたら』でデビュー。『はっぽうやぶれ』『プロ』『ハード＆ルーズ』などヒット作多数。
87年『アクター』、90年『沈黙の艦隊』、そして02年に『ジパング』で講談社漫画賞受賞。
06年には『太陽の黙示録』で第51回小学館漫画賞、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞も受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
4
☆イージス艦みらいは、第二次世界大戦中のトラック諸島に上陸を果たす。2ヶ月ぶりの陸地に乗組員は歓喜するが、その頃、みらい艦長梅津と大日本帝国海軍の大将山本五十六は今後について会談していた。一方、米国海軍の空母ワスプに乗る爆撃隊隊長ハットンは、同僚から謎の巡洋艦の噂を聴いていた。それは至近距離から放たれた魚雷をかわす素早さを持ち、空中を飛んで追いかけてくる魚雷を撃ち返してきたという。ハットンは40機からなる爆撃隊を率いてその謎の巡洋艦に挑むが…。ハットンのキャラクターが魅力的。ますます面白くなってきた。2012/10/20
かおりんご
3
面白かった。自衛隊が自らの意志でトマホークをうつなんて！早く次が読みたい。2012/09/24
愛理ちゃん88
1
山本五十六連合艦隊司令長官があっさり「みらい」の事を信じてしまうのが、漫画のいいところ。歴史にイフがあれば？ガダルカナルの日米攻防戦のはじまりだ。2014/03/09
うさを
1
辻政信、石原莞爾、米内光政が登場。人を殺すのは嫌だと言っていた菊池がある決断をし、その実感がわかない自分は何なのか、と自問する。一方、米軍内にも、徐々に「みらい」のことが、謎の新型艦として知られ始める。2013/07/09
プラス３
0
どーしても石原莞爾が竹中直人に見えてしまう。2012/09/14
