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出版社内容情報
富岡ゆうじ、32歳、独身、職業は深夜の警備員。 つい先週、人生に遭難していることに気がついた。 これはどうにかしなきゃいけない。 タダだからって筋トレばかりしてる場合じゃない。 孤独は罪だ。その罪は償う気持ちはある。 だから‥‥、『友達をください!』 と、流れ星にお願いした夜、手元に届いた一通の呪いの手紙。 犯人は誰ですか?
目次
めざめ
窓辺の人影
甘んじて戒めを受けるつもり
目撃者
フレッシュなのを求む
運のいい人に捜された運の悪い人
買い物
隣の女
つまらない理由
新入り
夢の女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かに
9
今まで読んだ古谷実作品がとてもおもしろかったので読んでみる。これまたなかなか好きな感じ。見た目は変な人だけど芯が通ってたり、平静を装ってても変なこと考えてたり、人間を理解するのは大変ですな。タイトルの「わにとかげきす」はどういう意味なんだろうか。2013/08/24
西嶋
6
なかなかブラックな内容だけど、わずかに希望も?続きがきになる。くりぃむしちゅー有田が演じる実写版も。2017/07/31
overture(マンガ用)
4
下を向いてとぼとぼと歩いてきて、ふとまわりを見回すと一人っきりになっていて、しかもその環境に居心地の良さを感じてしまっている主人公。主人公の境遇や心境は、もしかすると読んでいる自分の現状であり、ありうる未来でもありえる。それが読んでいてとても苦しいけど、そこから人とのコミュニケーションを避けないことを選んだ主人公が今後どうなっていくのか気になって目が離せない。2012/04/22
うさを
4
古谷実の漫画は、もう純粋なエンターテイメントの枠をはみ出しちゃってる。モチーフの反復は、何かを探求する求道者のようだ。人生に遭難したという主人公の感覚には強く共感してしまうが、もし、いま、うーたんと暮らしていなかったら、共感が強すぎて読めなかったと思う。2011/10/16
星野大輔
4
富岡さんに深く共感してしまう。ふとした瞬間、彼女が我に返って自分を捨ててしまうんじゃないか。そういった恐ろしさ。なんで古谷実はあんな色んな感情を知ってるんだろう。2011/02/14