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アスキー新書
日本最初のプラモデル―未知の開発に挑んだ男たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784048675116
  • NDC分類 507.9
  • Cコード C1276

内容説明

東京タワーが建設中だった昭和33年、東京・浅草でひとりのプロジェクトが立ち上がった。ブリキオモチャで隆盛を極めていた「マルサン商店」が国産初のプラモデルの発売に向け動き始めたのだった…。日本最初のプラモデル「ノーチラス号」の製作と市場の開拓に情熱を燃やした昭和の男たちの物語。

目次

第1章 その時代とマルサン商店
第2章 金型を彫った男
第3章 売り歩いた男
第4章 組み立て説明図を描いた男
第5章 プラモデル流行をブーストした男
第6章 時を超えて

著者等紹介

竹縄昌[タケナワサカエ]
1955年東京都生まれ。日大文理学部応用地学科(現・地球システム科学科)卒。『週刊サンケイ』『月刊正論』『産経新聞』『夕刊フジ』で記者、編集者、カメラマンを務め、1999年退職後、フリーランスで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

10
玩具メーカ・マルサンを中心にプラモデル黎明期の歴史が綴られています。経営者・金型師・営業・デザイナー・イラストレーター・伝導した芸能人とプラモデルに関わった様々な人々について触れられています。決して華やかな成功談ではありませんが面白かったです。2015/12/19

茶幸才斎

4
玩具メーカーのマルサン商店から国産プラモデルの第一号(とされる)原潜ノーチラス号が発売されたのは昭和33年。その金型を作成したり、問屋開拓の営業を行なった当時の社員や、組立図を描いた人物、テレビのプラモデル番組でMCを務めた落語家の三遊亭金馬、同社の倒産後に金型を引き取り、後に復刻版を出した童友社などを取材し、当時の状況を懐古している。立ち塞がる困難や挫折と、それを打ち破る起死回生のアイデアなど、手に汗握る展開はない。プラモデル作りの楽しさが分かる人でないと、読んでもつまらないだろう。私は、分かるけどね。2014/01/28

ナツ

4
テーマや全体的な流れは面白いはずだが、読み終わった満足感があまりありません・・ どの話も、かい摘まんで終わりなのでもっと掘り下げて欲しい。図版、写真もほとんど無いので淋しい。新書向きでないのかも2013/02/20

クライスト

2
日本で最初にプラモデルを作ったマルサン商店の歴史から始まり、国産プラモデルの金型を作った人、それを販売した人、組み立て説明書を書いた人、テレビのプラモデル番組で司会をつとめ世間に広めた人、マルサンの金型を引き継いだ会社の社長、それぞれの視点からの話。プラごみ廃絶が叫ばれる昨今、プラモデルに携わる人には逆風の時代。未来の子供たちの教材のためにも素材を変えるなどして生き残ってほしいものだ。2021/09/29

酔宵堂

2
「もう一冊」コーナーにあったので何気に手に取った。確かにもうちょっと図版とか多くてもいいかな。余談だが金型と云うと初期のエクスパックに……みたいな話を思い出す(笑)。2013/08/03

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