出版社内容情報
P・コーンウェルが仕掛けるシリーズ史上最大級のサプライズ。十三年の歳月を経て“亡霊”がいま蘇える――。検屍官シリーズ第22作休暇旅行を間近に控えたスカーペッタの周辺で、奇妙な事柄が続いていた。不審なメールが送りつけられたうえ、何者かに気配を探られている形跡もある。そうした中、自宅近隣で射殺事件が発生。やがてスカーペッタは、それがじつは綿密に仕掛けられた計画犯罪で、真犯人からの”挑戦状”でもあることを悟った。
パトリシア・コーンウェル[パトリシア コーンウェル]
著・文・その他
池田 真紀子[イケダ マキコ]
翻訳
内容説明
休暇旅行を間近に控えたスカーペッタの周辺で、奇妙な事柄が続いていた。不審なツイートが届いたうえに、何者かに身辺を探られている形跡もある。そうした中、自宅近隣で射殺事件が発生。やがてスカーペッタは、それがじつは綿密に仕掛けられた計画犯罪で、真犯人からの“挑戦状”でもあることを察知した。
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア] [Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に
池田真紀子[イケダマキコ]
1966年生まれ。翻訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
98
年に1回のお約束本。例によってマリーノがイジイジしてるけど、ケイとベントンのモヤモヤ、ゴチャゴチャはなくて、比較的すんなりと本題に入れてほっとした。スナイパーの犯行らしき射殺事件と、事故と思われていた死亡事件に関係があるの?邪悪な企みをしていそうなあの人、死亡フラグが立っているように見えるあの人、事件の全容は全く掴めないけど、ラストはベントンとケイの台無しになった休暇旅行に出発!に終わってすっきり♪といきたいものだ。2016/02/09
よむよむ
39
いつものメンバーのいつも展開ではあるけど、今作はかなりミステリー色が強くてワクワク!ケイ、お誕生日おめでとう〜2017/09/05
Yunemo
31
やっぱり、今回も手に取ってしまう羽目に。なんだか一つ一つの描写が細かすぎて、鬱陶しいと思う場面多し。前半の冗長さが、後半になって変わっていく、やっと物語の流れが見えてきた、この感覚がいつまでたっても忘れられずに手にしてしまう大きな原因。今回は、同じ組織内での人間関係の不信、裏切りという点を、表に出してるが為に、イライラ感が募るのも事実。人間って自分の物差しでしか動かないし、男女の関係は意図してどうなるというものでもない。それぞれの登場人物が、この感覚で行動するものだから、ついて行くのが難しい点、多々あり。2016/01/23
ひめ
31
クリスマスシーズンにはスカーペッタが発刊される。もう恒例行事だけど、最近その恒例も破られる出版業界なのできちんと恒例であるのはうれしい。続きを待っている本はたくさんあるのに・・・(これは他の本のお話)。相変わらず、上巻は何が何やら思わせぶりなことばかり。このシリーズを知らずに初読みだったらだれてしまいそう。いつも人間関係に不安を感じさせる雰囲気に、信じられる、裏切られるという感覚に、日本とアメリカとの感覚的な違いがあるんだろうと、そこに違和感を感じつつ、これも恒例のひとつとなっている。2016/01/04
shiozy
28
久々のコーンウェルである。その昔、それはつまり小生が若かりし頃、海外推理小説にはまっていた頃であるが、ある時突然という驚きでコーンウェル翻訳小説が登場した。スカペッター検視官シリーズにハマったわけだ。懐かしさで久々に読んでみたのだが、上巻ではまだ物語が動かない。海外翻訳小説のリハビリが必要な助走期間である。カタカナ登場人物にまだ馴染めない小生。下巻まで我慢するとしようかのう。2015/12/28