講談社文庫<br> ドキュメント 太平洋戦争全史〈上〉

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講談社文庫
ドキュメント 太平洋戦争全史〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774741
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0121

出版社内容情報

真珠湾奇襲から終戦の大詔まで、1347日間の戦場から日本人の「魂」の真実を描く。戦場体験者300名の肉声をもとにした労作。

真珠湾奇襲から終戦の大詔まで、1347日間にわたった先の戦争。講談社ノンフィクション受賞作家が、ライフワークとして積み重ねた戦場体験者たちへの聞き取り調査をもとに、太平洋戦争全体を見わたす通史を著した。著者が出会った戦場体験者は、提督・将官・兵士を合わせて計300人超。その貴重な肉声から、戦場で何が起きていたのかはもとより、死力を尽くして闘った日本人の「魂」の真実を描ききる。作戦解説47図を収録。

【著者紹介】
1934年生まれ。1964年、文芸誌「新潮」に小説を発表し、作家デビュー。1970年『弱き者は死ね』で小説現代新人賞を受賞。30代半ばより太平洋戦争に関する調査を始め、戦場体験者の証言を訊くために全国をまわる。1980年、4000枚の労作『ガダルカナル戦記』(光人社、のちに光人社NF文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書に、小説『真説猿飛佐助』(講談社)、『弱き者は死ね』(廣済堂)、『尾張の宗春』『踊る一遍上人』(以上、東洋経済新報社)、ノンフィクションに『戦時少年ヒロシ』(光人社)、『ミッドウェー戦記』(『あ々軍艦旗』より改題、光人社NF文庫)、『東條英機』(光人社NF文庫)などがある。

内容説明

太平洋戦争の研究を「生涯の業」とする講談社ノンフィクション賞受賞作家が、将兵三百人への取材をもとに描く戦場の真実。真珠湾奇襲から終戦の大詔まで、一三四七日間に及ぶ大日本帝国の闘いを辿る。上巻は、日本軍が快進撃をみせた緒戦から、攻守の転換点となったガダルカナル島争奪戦までを収録。

目次

第1章 対米交渉と開戦―一九三七‐一九四一
第2章 比島マレー進攻作戦―一九四一‐一九四二
第3章 ジャワ海の掃討とビルマ進攻―一九四一‐一九四二
第4章 ミッドウェー海戦―一九四二
第5章 戦機ソロモン海に満つ―一九四二
第6章 ガダルカナル島争奪戦―一九四二‐一九四三

著者等紹介

亀井宏[カメイヒロシ]
1934年、東京都葛飾区に生まれる。1964年、文芸誌「新潮」に小説を発表し、作家デビュー。1970年、『弱き者は死ね』で小説現代新人賞受賞。三十代半ばより太平洋戦争に関する調査を始め、戦場体験者の証言を聞くために全国をまわる。その聞き取り資料は、第一級の史料として近現代史研究家の間で高い評価を得ている。1980年、『ガダルカナル戦記』(光人社、のちに光人社NF文庫)で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

112
上巻では真珠湾攻撃からガダルカナル島の撤退までが書かれている。対米戦争を回避しようとした日本はハル・ノートで米国から最後通牒を通告される。緒戦の真珠湾、フィリピン、シンガポール、ラングーンまでは練り上げたプランと、軍の練度や幸運もあり順調に進捗する。驕慢と米軍の暗号解読もあり、ミッドウェーで大敗し以降は劣勢となる日本。総力戦の時代に適応できず、日本本土を叩くまで戦う米軍の意志を見抜けなかった。日本にその国力はない。現地を知らぬ大本営の無謀な命令。ガ島で混乱を生む辻政信。民族の欠陥だろうか。2015/07/29

junkoda

2
題材が大きすぎて満足できなそうと思った通りに満足できなかった。あれ、珊瑚海海戦の話おわったの?あれ、ミッドウェー海戦の2017/12/12

フロム

2
実は、まだ読み終わっていないのだが、相当の力作。巷間で言われる聖戦史観の底本といってもいい内容。何でハルノートが最後通牒と受け取ったのか?アメちゃんが油がくれなくなったら何で2年と待たず干上がるのか?何で勝ちまくってるときに外交交渉しないのか?等々疑問は多い。んがっ。実はこの人ミッドウェー海戦とガタルカナル関係に関しては大家いって間違い無い偉大な人。その人をして山本五十六は良くわからん。と言う件や何でオーストラリアまで侵攻しようとしたのか分からんと言う言葉は非常に重い。歴史群像あたりと併せて読みたい。2014/06/05

19690702

2
時系列に整理されているので、非常に分かりやすく太平洋戦争の過程が順を追って読んでいけます。太平洋戦争を理解する上でとてもよい入門書だと思います。なぜそうなっていったのかという歴史の流れとともに読むと、断片としてはメチャクチャとおもっていた戦いや作戦が必然として理解できます。ただ、それゆえに軍部のチグハグさばかりが目につきます。ただ、このチグハグさは過去ばかりではなく、今の日本でも至るところで目につきます。太平洋戦争の教訓についてもっと真剣に考えることが犠牲者への一番の弔いではないかと思ってしまいます2014/04/21

んがんぐ

2
艦これを始めたので、お勉強に読んで見ました。 結構読みやすく時系列で時勢を追えるので面白いです。 艦毎や局地的なエピソードはwikipediaや他のサイトの方が詳しいですが、その時々の状況を踏まえて交戦状態が分かるのが良かったです。2013/09/01

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