講談社文庫<br> 寿司屋のかみさん、エッセイストになる

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講談社文庫
寿司屋のかみさん、エッセイストになる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062739313
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0195

内容説明

50歳になるまでに自分の本を出したい。町なかの小さな寿司屋のかみさんが仕事や子育てに追われながら、厨房のレジ台を書斎に、夢に向って走った。投稿に始まり、幾度の書き直し、10年の月日もなにくそと耐え、ついに『うちあけ話』の本が出るまでの、悲喜こもごもを綴る。30代からの再出発に勇気が湧く奮戦記。

目次

第1章 私の投稿時代(ビギナーズラック;海苔巻き半額セールと母子 ほか)
第2章 自分の本を出したい(初めての原稿は六十点;夫の入院騒動 ほか)
第3章 「ゴーサインが出ましたよ」(はらはらどきどきのお正月;うれしい知らせがきた ほか)
第4章 私には大好きな仕事が二つある(不思議なご縁;書斎とテレビ取材 ほか)

著者等紹介

佐川芳枝[サガワヨシエ]
1950年東京都江戸川区生まれ。市川市昭和学院高等学校卒業。銀行、社団法人信託協会に勤務の後、’75年名登利寿司の主人と見合い結婚。2003年『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で第13回椋鳩十児童文学賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mame

6
いろんなところに投稿したり、何年もかけて初エッセイを出したり。ありのままな感じで、読みやすくて楽しかった。2024/02/01

うさこ

6
読書メーターでどなたかが読んでいた寿司屋のかみさんシリーズ。からっとして後味がよく、人柄が伺われる。内容はエッセイストになるまでの軌跡。公募ガイドが発売されたばかりのころからの読者だそう。ドラマ『寿司、食いねェ』の原作を書かれたそう。シブがき隊の歌しか浮かばないけど、主演が渡辺謙と室井滋とあってとても観てみたくなった。2011/01/05

sai

3
「寿司屋のかみさん」というタイトルにハッとして借りてきた。とある食べ物系漫画雑誌に「寿司屋のかみさんうちあけ話」が載っていてそれが面白くて覚えていたのだ。先に元となった本があることを今更ながら知った。寿司屋のおかみさんが本を出すまでの話、お寿司屋さんとしてのお仕事などなど盛りだくさんで面白かった。他の本も読んでみたい。2023/03/12

miwapicco

3
3度目か、4度目かくらい。かみさんの流れに乗って再読ー。投稿時代や苦しい時期を率直、セキララに語られてて、ほんと学ぶところ多し。2015/02/07

車寅次郎

3
僕はお寿司が大好きだ。回転寿司全盛の今、カウンター数席と座敷が少しというお寿司屋を僕は一軒だけ知っている。このエッセイを読んでいると勝手ながらそこのおかみさんが話しているようにイメージを重ねて感じてしまう。その店の大将は割りと無口だが握り方が独特で見ていて面白い。前歯を出しながら、踊るように握るのだ(笑)まっったく想像はつかないと思うけれど(笑)味と、雰囲気とパフォーマンス。お寿司の世界は本当に奥が深いものだと、僕をさらに虜にする。タッチパネルもいいけれど、久しぶりに今度、顔を出してみようかしら。2014/10/13

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