内容説明
みずからの命を犠牲にした救い主イエス。その生き方と教えをとおして、他人への愛、許し、本当の友、心の弱さなど、人間にとっての普遍的なテーマを描きだす、心おどる物語。イエスの生涯、死後の復活、使徒たちの活躍からヨハネの黙示録まで、新約聖書のエッセンスを収録。より深く、より広く聖書を知るための絶好の入門書。
目次
約束の王
神の約束の実現
イエスの成長
バプテスマのヨハネ
活動への準備
イエスの宣教開始
野外での教え
イエスの敵
神の国についての物語
必要なときの友、イエス〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ERI
2
キリスト登場~旧約とは違って激しい過激さは無くなった でもキリストしか信じてはダメみたい 日本はよろずの神がいらっしゃるからちょっと違う でも世界史に繋がってなるほどね~と納得することも多々あった 生きて行く上で信じるものがあると心の支えになるとは思うけれど 私的にはこれじゃない感じ…2019/02/12
おとん707
0
本書に先立つ旧約篇は史実をも含む壮大な物語として楽しめたが、一転してこの新約篇では、編者のまとめ方にも起因するのだろうが、物語としては些か表面的で単純に布教目的の書に見えてしまう。新約聖書そのものを読んでいないので迂闊には言えないが、本書はその真髄を伝えていないのではないかと思う。奇跡の話などはどうしても嘘くさく感じるし、キリスト以外を信じる異教徒にはキリストの愛が届かないのは矛盾ではないのかという私の疑問は晴れない。私は信者ではないがキリスト受難の場だけを語るバッハのマタイ受難曲には感銘を覚える。2018/12/29