本物の読書家

個数:

本物の読書家

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月08日 19時12分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062208437
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

書物への耽溺、言葉の探求、読むことへの畏怖。群像新人文学賞受賞作『十七八より』で瞠目のデビューを遂げた新鋭、待望の最新刊!書物への耽溺、言葉の探求、読むことへの畏怖。
群像新人文学賞受賞作『十七八より』で瞠目のデビューを遂げた、新鋭にして究極の読書家、待望の新刊!

傑作中編2作品を収録。

老人ホームに向かう独り身の大叔父に同行しての数時間の旅。大叔父には川端康成からの手紙を持っているという噂があった。同じ車両に乗り合わせた謎の男に、私の心は掻き乱されていく。大変な読書家らしい男にのせられ、大叔父が明かした驚くべき秘密とは。――「本物の読書家」

なりゆきで入った「先生」のゼミで、私は美少女・間村季那と知り合う。サリンジャー、フローベール、宮沢賢治らを巡る先生の文学講義、季那との関係、そして先生には奇妙な噂が……。たくらみに満ちた引用のコラージュとストーリーが交錯する意欲作。――「未熟な同感者」

本物の読書家
未熟な同感者


乗代 雄介[ノリシロ ユウスケ]
著・文・その他

内容説明

老人ホームに向かう独り身の大叔父に同行しての数時間の旅。大叔父には川端康成からの手紙を持っているという噂があった。同じ車両に乗り合わせた謎の男に、私の心は掻き乱されていく。大変な読書家らしい男にのせられ、大叔父が明かした驚くべき秘密とは。―「本物の読書家」。なりゆきで入った「先生」のゼミで、私は美少女・間村季那と知り合う。サリンジャー、フローベール、宮沢賢治らを巡る先生の文学講義、季那との関係、そして先生には奇妙な噂が…。たくらみに満ちた引用のコラージュとストーリーが交錯する傑作。―「未熟な同感者」。

著者等紹介

乗代雄介[ノリシロユウスケ]
1986年、北海道生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。2015年、「十七八より」で第58回群像新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

57
お気に入りの方の感想から。ページ数少なくちょっとのつもりで読み始めたら面白くて止まらない。ただ私は引用作品をほぼ読んでおらず、読書遍歴によって評価が変わる本かもしれない。表題作は笑える話でありながらも、読書家の恐怖が具現化したような話でもあり秀逸。「わたしが読んでいない本を読んでいる誰か」との邂逅。A∩B。「事実は小説より奇なり」Not(A)。事実を自分の外に置いてしまう読書家。もう一篇の「未熟な同感者」も読書にまつわる話で、これも所々凄く鋭く心を抉られるしラストも好きだけど引用が多すぎるのはいまいち。2021/02/22

クリママ

50
表題作含む2編の中編。「本物の読書家」夏目漱石からの手紙を持つという大叔父を老人ホームへ送っていく列車内。関西弁の男に話しかけられる。その押し出しの強さが不似合いの博識の読書家であることに驚く。彼と私の読書論から気づけば大叔父が主役となり、夏目漱石作品をめぐるミステリーに。面白い。「未熟な同感者」「十七八より」と「最高の任務」の間の大学時代。ゼミの仲間との交流と太字で書かれた教授の講義。収容所を見たが書かなかったサリンジャーへの同感。美少女の友人。教授の行為。3部作の2作目というより、後半になるに従い⇒2022/10/02

翔亀

40
【小説4】この作家の第2作。表題作と、デビュー作「十七八」の続編「未熟な同感者」の二作を収める。「未熟な同感者」では、「十七八」の少女が大学生となり、引き続き少女の回想が続く。「十七八」で謎めいていた叔母の死は当然の前提となり、謎が解かれる期待は外れたが、これは少女の成長のためなのかな。文学のゼミを舞台に「美人がそうでない者をビンタして終わる」、ただそれだけの話だが、サリンジャー、フローベール、二葉亭四迷、宮沢賢治らを縦横無尽に引用しながらの文学論となっている。「最高の読書家」も、川端康成「片腕」の↓2022/05/15

おいしゃん

39
「旅する練習」で独特の筆致が気に入り、読書家としてはこちらも見過ごせず手に取る。 様々な海外文学からの引用が数多く盛り込まれており、正直かなり読みづらかったが、それでもやはり著者のウイットに富む文体は癖になり、他作も気になるところ。2022/12/28

キク

38
完全に題名だけで手に取ったら、ビックリした。「この新人は一体何者だ?」という衝撃は、最近でいえば中村文則、今村夏子クラスだった。読メのレビューを見ると絶賛されているけど、まぁ、そうだよなと思う。「本物の読書家」は、川端康成からの書簡を持ってるという噂のある叔父さんを老人ホームに入所させるため電車に乗っている青年と、関西弁の読書家の終点駅までの会話で構成された作品。「同感者」は大学のサリンジャーゼミ生4人(読書家の美人2人と仕方なく入った男女)の物語。僕なんか読書家ではなく本好きがせいぜいだなと実感しました2021/02/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12343280
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。