出版社内容情報
世界の精神科医が診断の基準とするDSM。2013年の大改訂は、あまりにも危険? 健康な人びとを薬漬けにしかねない近未来を警告2013年、診断マニュアルDSMが大改訂! このままでは健康な患者も薬漬けになる。
精神医学の世界的権威から緊急提言!
2013年5月、世界の精神科医が診断・治療の基準にするマニュアル「DSM(精神疾患の診断と統計マニュアル)」が大改訂され、本来は投薬の必要がない患者まで薬漬けになる危険性が生じた。
精神の「異常」「正常」はどう線引きできるのか。今回の改訂はなぜ失敗なのか。最悪の事態を避けるために今、われわれはどうすればいいのか──アメリカ精神医学界を牽引してきた著者が、警告を発する。
(原題)
Saving Normal
アレン・フランセス[アレン フランセス]
著・文・その他
大野 裕[オオノ ユタカ]
監修
青木 創[アオキ ハジメ]
翻訳
内容説明
2013年、診断マニュアルDSMが大改訂!このままでは健康な患者も薬漬けになる。精神医学の世界的権威から緊急提言!どうやって「正常」と「異常」を線引きするのか?
目次
第1部 傷だらけの正常(何が正常で何が正常でないのか;呪術師から精神科医へ;診断のインフレ)
第2部 健康をむしばむ精神科の流行(過去の流行;現在の流行;未来の流行)
第3部 正常への回帰(診断のインフレを抑制する;賢い消費者;精神医学の最悪と最良)
著者等紹介
フランセス,アレン[フランセス,アレン] [Frances,Allen]
1942年、米ニューヨーク生まれ。デューク大学医学部名誉教授。DSM‐4作成委員長
大野裕[オオノユタカ]
1950年、愛媛県生まれ。慶應義塾大学医学部教授などを経て、現在は国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。日本認知療法学会理事長。認知療法活用サイト「うつ・不安ネット」監修
青木創[アオキハジメ]
1973年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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