内容説明
Parisの恋愛はやっぱり世界一!恋の哀しさ、生きていることの楽しさ、切なさ。素敵な気持ちがいっぱいつまった物語たち。
著者等紹介
村上香住子[ムラカミカスミコ]
フランス文学翻訳家、20年以上もパリに住む。94年から2005年まで「フィガロジャポン」のパリ特派員として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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怜
26
何故このタイトルなのかしら。パリと猫は確かに絵になるけど。きっとこのひとはパリの風景や、街の佇まいを自分で書きたかったんだろうな。フランスの短編小説のようだけど、もう少し歯切れよく余韻が欲しかった。原田マハのジヴェルニーの食卓やサガンの小説が読みたくなった。2015/05/03
ユカ
22
なんだかよくわからなかった、というのが正直な感想です。フランス映画をみたかのような。たくさんのお話の、プロローグだけをずらりと読んだかのような。フランス人の自由さって、こんな感じなのかな〜とか。スピンがトリコロールでかわいいです。2014/02/18
あつひめ
22
日本では味わえないようなおしゃれな生き方がいっぱい。街や通りの名で一つずつの物語が出来上がっている。その名前のまたおしゃれなこと・・・。パリの男性から見たら日本の女の子は小さくてかわいくて守りたくなるような・・・そう・・・子猫のような存在かもしれない。シャラントン通りが印象的。本物のパリを見てみたくなった・・・。2011/03/15
お静
17
パリの通りをタイトルにそこに住む若者たちをテーマに書いた短編。 パリだという意識を持って読んでいるからなんだかカッコいい気がするがこれが日本だったら普通のどうてっことない日常だ。作家の長いパリ生活のトリックなんだと思う2017/11/23
湖都
15
パリを舞台にした短編集。時々日本人の女性が出てきたり語り手になったりして、著者の経験談のような話も。「だからどうした」と思う物語がほとんどで、正直面白いとは思えなかった。タイトルにある猫だって大して出てこないし。なんとなくパリの空気感だけが伝わってくる本。2021/05/01