内容説明
バッハがカントルとして在職していた当時のライプツィヒの聖トーマス・聖ニコライ両教会に伝わる礼拝式記録に基づいてなされた、教会音楽(カンタータ)の最新の研究。教会音楽のテキストは礼拝式の説教の基をなす聖書詞句と不可分の関係にありながら、今日まで不問にされてきた。本書はこの関係についての初の本格的論攷。本書の後半に記載されている両教会の礼拝式用聖書詞句(ペリコーペ)の完全な記録は、これが世界初の公開となる。
目次
ペリコーペとバッハの教会カンタータ
ルター派のペリコーペとその歴史
ルター派ペリコーペとバッハのAdventのカンタータBWV61.62
資料編