• ポイントキャンペーン

じゃがいも畑

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 31p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784895728300
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

メイベルが言った。「あたしたちがとらなかったとしたらさ、じゃがいもはきっとくさっちゃうんだから。それって、すごくもったいないことだわ」―ぼくら三人は、ワッデルロードにむかった―。

著者等紹介

ヘス,カレン[ヘス,カレン][Hesse,Karen]
1952年、アメリカ、メリーランド州生まれ。メリーランド大学で、英語、心理学、人類学を学んだ。大学卒業後、子育てをしながら、また、職を転々としながら子どものための詩や物語を発表し、1998年『ビリー・ジョーの大地』(伊藤比呂美訳、理論社)でニューベリー賞、スコット・オデール賞を受賞。現在、バーモント州に、夫と二人の娘とともに暮らしている

ワトソン,ウェンディ[ワトソン,ウェンディ][Watson,Wendy]
アメリカ生まれ。絵本作家として、これまでに20を超える作品を発表しているほか、60以上の子どものための絵本や物語に挿絵を描いている。手がけた作品は、ニューヨークタイムズ・ベストブックに選ばれたり、アメリカ図書館協会の選定をうけたりと、高い評価をうけている

石井睦美[イシイムツミ]
神奈川県生まれ。フェリス女学院大学文学部卒業。児童文学作家、翻訳家として活躍している。1990年『五月のはじめ、日曜日の朝』で、第3回毎日新聞はないちもんめ小さな童話大賞、第8回新美南吉児童文学賞受賞、2011年『皿と紙ひこうき』で、第51回日本児童文学者協会賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

95
お母さんが出かけると兄弟3人でじゃがドロに・・・。掘り出したと思ったほとんどが石っころ。ドロボーは、特に作物ドロボーは絶対にいけないよ!!2015/09/13

tokotoko

46
大きなお月さまだなぁー!って表紙に惹かれて借りました。働き者で立派なお母さんがいてくれるのだけれど、とても貧しい一家のお話。子どもは3人。姉のメイベルと長男のジャック(語り部)、次男のエディです。お母さんが夜勤に出たある日、姉のメイベルがひらめきます。ケニーさんのところの畑からじゃがいもをとろうって!お母さんの美味しいじゃがいも料理を思い浮かべながら、姉弟たちは夜道を歩きます・・・。落ち着いた色の絵から、夜の静けさ、密やかさ、ゴロゴロっていう荷車の音まで伝わってきそうです。厳しいけど、優しい最後です。2014/07/06

けんちゃん

26
貧しく、夜仕事に出るお母さんを助けたくて、夜中のじゃがいも畑にしのびこむ。お姉さんは、何日も下見をし、計画ばっちり。お話は3人兄弟の真ん中息子の視点で進んでいきます。姉の言動を冷ややかに見つめつつ、結局はいう通りにしてしまう少年の気持ちがいとおしく感じます。緊張のじゃがいも泥棒の結末は、なんともガッカリ…でもいけないことはいけないこと。子どもたちへのおしおきと、導きの温かい言葉…大人の対応にぐっときます。すてきな大人に囲まれて幸せな子どもたちですね。大人として学ぶことがたくさんの作品でした。2011/11/20

pino

25
真っ白なテーブルクロスが印象的でした。ケニーさんのじゃがいも畑で、罪をしでかした3人の子供たちへの母さんの対応が良かったです。おしおきの前にケニーさんにお詫びに行かせたところが、すごい!そして、子供たちの優しい気持ちを、くみ取ってトビッきりのじゃがいも料理を作るところ。長々とした言葉はいらない。毅然とした態度と、優しい笑顔。これだけで、愛情が子供たちに伝わってしまうなんて。よく、親の背中をみて子は育つ。と言うけれど、それは、どんな状況でも、親が子供の顔をみているからなんじゃないかな。じゃがいも「おいしっ」2012/04/20

gtn

24
子どもだから勘違いもある。それを優しく正しい道に導いてあげるのが大人の務め。全編、茹でたてのじゃがいものようなあったかい話。2022/12/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4092273
  • ご注意事項