内容説明
孤独の彼方の一筋の光のごとき夢…。都会の片隅、一人の若い女性の心の中にひっそりと咲く夢を描き、ひとのかたちとひとの棲む此の世のかたちを清澄な筆致で確実に捉える純文学連作長編小説。
目次
花
夢虫
まゆ玉
仕掛花火
街の草むら
夢知らせ
天気雨
街塵
風
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ことのは配達人 詩乃
1
短編集だと思って読んだら違いました。一話一話とても素敵でした。2020/03/25
奥山 有為
0
まわりの人間から何故か距離を置かれてしまう有稀と、彼女をとりまく人間の日常をピックアップしながら描く連作短編集。2011/04/13
