内容説明
これが野球なのか?ジャイアンツで知った日本人の発想と行動。忍耐、和、根性を学んだ大リーガーが「日本」と闘った七年間をいま明かす。
目次
1 1984年(救世主;宮崎から;後楽園への道;ウォーレン・クロマティの教育 ほか)
2 1953年~1983年(リバティー・シティ;マイナー・リーグ;ヨセミテ・サムホークとキッド ほか)
3 1985年(再び宮崎から;プラトーン;死の野球;王さん ほか)
4 1986年(仙台でのボーンヘッド;クオリティ・コントロール;グループ ほか)
5 1987年(クラック〈麻薬〉;鬼;桑田 ほか)
6 1988年(長く辛いレセプション;ガリーの台頭;ゲディとフィル ほか)
7 1989年(成功の甘きスイング;操り人形;新体制 ほか)
8 1990年(務台という男;サノバ・ビッチ! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
36
巨人ファンだった頃の懐かしさを感じます。当時からフロント、コーチの理不尽さや傲慢さが感じられます。子供が野球離れを起こした一端がこの本を見てもよくわかる。コーチはフォームをいじるのではなく、見守り導く事と理解してほしい。頭にデッドボールを受けた翌日のホームランは鳥肌が立ったのを思い出します。また、原のええかっこしぃも予想通りです。チャンスに悉く凡退して、カメラ目線でどうすんねんと今思ってもハラタツです。また中畑のワン公というのもムカつきます。また、日本を好きになっていった事も嬉しく思う。バンザイ!2015/07/11
金吾
21
○思っていることをそのまま述べているように感じる文章はいいです。内容についても日米の違いや当時の周囲の人について述べていて、好きな選手だったからかも知れませんがなかなか面白いです。また原が嫌いなのがわかりました。2021/08/19
ようはん
8
読売ジャイアンツ史上最高の助っ人外国人として名高いウォーレン・クロマティの自伝。メジャーリーガー時代の話もあるがブリーデン、ガリクソン、パリッシュ、モッカといった後に日本のプロ野球でプレイした助っ人外国人が何人か出てくるのが意外だった。メインとなる日本での巨人時代はクロマティの視点から見た巨人の監督コーチ陣やチームメイト達の印象や評価が批判的な面も思い切りズケズケ言ってるのがいかにもアメリカ人らしい。今以上に激しかったクロマティら外国人への偏見も書かれており当時のバブル期日本人の悪い面や奢りが感じられた。2019/07/23
あだちん
5
元巨人のクロマティの本。私が一番野球に熱中していたころの内容だったので非常に興味深い。クロマティがどのような境遇で、宮下投手への暴行をはじめとした行動をなぜとったかというのがよく分かる。 日本のマスコミやファンの外国人への偏見がどれほどあるかも、彼の視点から語られていて面白い。2012/01/18
K Fussan
3
クロマティがいた頃はまだ、巨人ファンだったように思う。 この本を読むとますます、読売が嫌いになる。 それはさておき、王さんのことを大好きだったのがよくわかる。 ちょっとかわいい。2017/08/21