新・講談社の絵本 宮本武蔵

石井 滴水【絵】/千葉 幹夫/講談社【文・構成】

講談社（2002/12発売）

• サイズ B5判／ページ数 52p／高さ 26cm
• 商品コード 9784061482678
• NDC分類 E
• Cコード C8393

出版社内容情報

２１世紀に残したい名作絵本シリーズ第３期子どものころから剣の道を歩みはじめた宮本武蔵。諸国を旅し、さまざまな相手と戦い、その腕をみがいた彼は、やがて最大の敵、佐々木小次郎と対決することに……　　　幼児から

著者等紹介

石井滴水［イシイテキスイ］
１８８２年、東京生まれ。鏑木清方に師事して日本画を学ぶ。帝展に入選するなどしたが、その後、絵本や挿絵に力点を移す。軽妙な描写力に定評がある。１９４５年没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[どあら]

図書館で借りて読了。十代の頃からすこぶる強かった剣豪なのですね。

2019/11/28

[いろ]

このシリーズは息子ウケがいい。母(私)は歴史に疎く，吉川英治さん「宮本武蔵」も未読、で宮本武蔵のお話は初読み。巌流島で決闘〜小次郎待たせたな〜小次郎破れたり、くらいは昔TVコントで聞いた事あったけど、こんな経緯があったのね〜。とか、熱湯風呂や怪力関口弥太郎にびっくりとか、たくさん惹きつけられながら読了。でも、史実としての忠実さは欠けると，あとがきにあった^ ^； 面白かったし，お話として楽しんだという事でw

2018/03/04

[遠い日]

新・講談社の絵本シリーズ17。「まえがき」は吉村昭氏。絵は、石井滴水氏。武蔵と小次郎の因縁の対決、結構どきどきさせられて、時代劇を見るよう。師匠の卜伝がいいなぁ。

2020/12/17

[スローリーダー]

誰しも驚くのは吉川英治版との違い。宮本武蔵は歴史上の人物であっても史実に不明な点が多い。よって色々なエピソードが創作される。子供向けのこの絵本は化け物退治とか塚原卜伝とのコラボなど幻想的な奇譚で読者を楽しませてくれる。復刻版になり、何葉かの石井滴水の絵がカットされた。

2023/04/08

[ヒラ[e-mail]]

吉川英治の『宮本武蔵』が頭の中にあるからか、話のあまりの違い に、この絵本で描かれた宮本武蔵 像に違和感を覚えました。 コンパクトにまとめる必要性のためなのか、深みもありません。 巌流島の闘いだけで絵本にしても良かったようにも思いました。

2015/02/21