内容説明
主人公の小川は、平凡な生活を送っている自動車修理工場のオーナーである。二人の修理工を使い、腕がいいと評判だった。ところが矢部と名乗る男の、事故車とおぼしきポルシェの「起こし」を引き受けたことから、その平凡な生活が変化する。得体の知れない男たちが小川の周囲をうろつき、知らず知らずのうちに、裏社会の抗争に巻き込まれていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Эцуко
2
車に詳しくなくてもなんか凄いと思わせるものがある。北方作品の主人公は渋い。そして人情味がないようで溢れてる。気がする2015/01/30
MCH46RR
1
本編はまあこの北方謙三らしく面白かった。が、解説がどうも気に食わない2014/02/04
かえる
1
北方謙三は水滸伝などを読んだが、現代物は初めて。車に興味がないのでそこはわからなかった。男が生き方を貫く。その在り方がある程度現代的ではあるが、北方謙三の書くものに共通するか。2013/11/05
トールマン
0
△2014/08/11
shi
0
俺がそう思っている2012/09/09