内容説明
戦国の世に野盗の頭目として現われ、矢作川の橋上で助けた少年こそ後の秀吉であり、出世の糸口になったと語られることがあった蜂須賀小六正勝だが、実は織田信長に繋がる、れっきとした武家の出であった。若き頃の信長に仕え、運命の人・秀吉と出会った小六は、川並衆を率いて墨俣城を見事、短日間で完成させる。その後、小六は秀吉に美濃で隠遁する竹中半兵衛を軍師と迎えることを進言。己は影の参謀に徹して、秀吉を戦国の覇者へと奔らせる。
著者等紹介
大栗丹後[オオグリタンゴ]
1928年生まれ。横浜在住。テレビ局プロデューサーを経て作家となる。また、「赤胴鈴之助」の作詞家としても知られる。第一回「全国剣道連盟有功賞」を平成7年に受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。