悲しみを支える本―死別で遺された人を癒やすために、あなたができること

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054025325
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0011

出版社内容情報

伴侶と死別し、心身に大きなストレスを抱える人は多い。本書では、その家族や周囲の人々が彼らとどう接するかをアドバイスする。伴侶と死別し、心身に大きなストレスを抱える人は多い。本書では、その家族や周囲の人々が彼らとどう接するかをアドバイスする。   

内容説明

夫や妻、恋人、大切な人を失ったら、あなたはどう生きますか?そんな悲しみを背負った人を、あなたは支えることができますか?大切な人の立ち直りのために。

目次

第1章 さまざまな死、さまざまな別れ(さまざまな死別の状況;夫が遺される場合 ほか)
第2章 遺された人を支えるために(何より役立つのは人の支え;ありがたいと思える援助 ほか)
第3章 悲しみが癒えるまでの道のり(日にち薬;悲嘆のプロセス ほか)
第4章 そのとき、胸のうちに渦巻く思い(不用意には見せない本音;悲しみの感情 ほか)
第5章 自助努力と、「見守る」という支え方(援助を求める;健康に留意する ほか)

著者等紹介

河合千恵子[カワイチエコ]
千葉大学人文学部人文学科、日本大学大学院文学研究科博士前期課程(心理学専攻)修了。現在、東京都老人総合研究所に研究員として勤務。臨床発達心理士。専門は老年心理学、家族心理学、発達心理学

佐々木正宏[ササキマサヒロ]
東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。聖心女子大学文学部教授。臨床心理士。専門は、臨床心理学、人格心理学、別離の心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

COSMOS本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BEAN STARK

9
死別で残された人を癒すことは容易ではない。同じ体験をした人でないと、気持ちがわからないから。ずっとひとりで悩み続けた。孤独で人恋しいのに、人目を避けて引きこもっていたいという相反する欲求があるのもわかる。何もすることができない、答えることができない。そういう暗く長いトンネルのような時間がある。一番は悲しみから立ち直り、元気を取り戻すこと。本を読んで元気になれるなら、そんな本を読んでみたい。自分は母を亡くしている。今やっと、辛かった時期の自分を客観できる。中傷ではなく、悲しむ人を救おうとする。2015/11/17

ぽんぽこ

3
大好きだった祖父が亡くなったとき、私はちっぽけな意地のために泣かないようにしていました。そのせいで、祖父のいない虚無感を何年も感じることになり、「祖父のためになにかできることがあったはず」と自分を長く責めていました。この本を読んだことで、そのことをはっきり思い出しました。心のままに泣けばもう少し早く立ち直れたのではないか、という言葉に、そうかもしれない、と私の中で腑に落ちました。読んで良かったです。祖父のためにも。2023/07/12

かなもー

1
死別の体験談が偏りすぎている。60代からの伴侶を失った人たちの話ばかりで違和感。体験談ばかりで、著者がつまりなにをとくに読者に伝えたいのか。他の本と比べると、なんだか上っ面感があった。2014/07/24

ybhkr

0
3日に母が亡くなったので読んでみた。配偶者を亡くされた60代以上の方々が中心。仲のよい配偶者を亡くされた方々がこんなに悲壮なのだな、と思った。配偶者や子供、または親族の自殺にたいしては、いろんなグリーフワークがあるけれど、親にはなかなかない理由がわかった。親は必ず自分より先に亡くなるからかなあ。母との別れも、個人的に特例だと思うので共感は薄かったけど大切な人を失う痛みはみんな同じだということは強く理解した。ひとつとして同じグリーフはないのだということも。2013/11/07

miporin

0
祖母を亡くして、自分の気持ちの整理と、お母さん子だった母を支えるヒントになれば、と手に取った。配偶者を亡くした方に焦点をしぼった本なので直接求める内容ではなかったが、それでも大切な人と死別をした方たちのストーリーを読むことは自分の癒しにも、今後支える側に立つ心構えとしても、よかったと思う。文中、かつての自分が身近な人を亡くした人に対して思いやりの心が足りなかったと気付いた、と話す方の話があったが、これはまさに私も感じていたことだった。そういう大切な気持ちを、祖母が教えてくれたのだと思う。2013/03/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/164106
  • ご注意事項

最近チェックした商品