内容説明
公園で遊んでいた四人の男児。その一人が見知らぬ女から貰った乳酸飲料(プルミン)を飲んで死んだ。
著者等紹介
海月ルイ[ウミズキルイ]
1958年、京都市生まれ。華頂短期大学幼児教育学科卒業。1998年「シガレット・ロマンス」で第5回九州さが大衆文学賞受賞。同年、「逃げ水の見える日」で第37回オール読物推理小説新人賞受賞。2002年「子盗り」で第19回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞
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感想・レビュー
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なっち
21
犯人とその動機が意外で最後まで楽しめました。海月さん,もっと広く世間に浸透してもいい作家さんだと思います。『子盗り』がオススメです。2015/06/27
にゃんか
11
公園でプルミンレディが、配っていたプルミンという乳酸菌飲料を飲んだ子供が死んだ。この子はいじめっ子で親もとんでもなくて、全く認めようとしない。いじめられている子供はたくさんいるから、犯人はその関係者か?と思われたが、意外な方向に・・・明らかに異質なファミリーがいるからこのファミリーが怪しいとは思ったけど、まさか、そうだったとは・・・2021/09/20
chii
11
体が大きく、腕力もあって、やることも考えることも悪辣で、物を取ったり、血が出るほど相手を傷つける憎たらしいガキ雅彦が知らない女に貰った乳酸飲料・プルミンを飲んで死んだ、犯人は?果たして復讐?というお話。最後の展開にえっ?そうきちゃうの?っと驚きました。母親達のドロドロした人間関係に怖っ・・・子供もワルだけど、親もそれ以上にワルなんですよぉ~今の親ってこんな感じなのかしらん?ひぇ~怖すぎる~近寄りたくない~。2010/11/18
れお
6
絶対音感で、色んな事が分かるのは怖いなぁと。子供の居る家庭はPTAなど、大変そう。でしゃばりのおばさん、近くに居たらウザいんだろうな。最後が、こうなると思わなかったので、犯人を当てられず面白く読めた。2012/11/17
こすもす
5
本の中に登場する人たちとはお近づきには なりたくないと思った。 後半、犯人がは判明する経緯は面白かった。2019/07/06