メディアワークス文庫 かくして魔法使いノイ・ガレネーは１００年後、花嫁となった〈１〉

六つ花 えいこ【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 288p／高さ 15cm
• 商品コード 9784049162004
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　国一番の魔法使い・ノイは、魔王を宿す少年・カルディアの監視を命じられる。ノイは心を閉ざした彼に寄りそい、穏やかな日々が始まった。
　だが、運命の日。ついにカルディアの中の魔王が目覚めてしまう。ノイはこの日のために編み出していた浄化魔法を展開し――世界から消えた。
　あれから100年、一人の少女が美しい男の呼びかけで目を覚ます。名を尋ねられ、少女は答えた。「ノイ」、と。
　これは、運命に翻弄されながらも孤独だった二人が希望を紡ぐ物語。


【目次】

序章　初めましての求婚
一章　伸ばした手の先
二章　師匠と弟子
三章　どうか、神様
四章　魔法伯爵の花嫁
五章　時を越えた魔法使い
六章　夜のとばりの間で
七章　星明かりでダンスを
八章　見上げるは、星の川
九章　死なずの魂

内容説明

国一番の魔法使い・ノイは、魔王を宿す少年・カルディアの監視を命じられる。ノイは心を閉ざした彼に寄りそい、穏やかな日々が始まった。だが、運命の日。ついにカルディアの中の魔王が目覚めてしまう。ノイはこの日のために編み出していた浄化魔法を展開し―世界から消えた。あれから１００年、一人の少女が美しい男の呼びかけで目を覚ます。名を尋ねられ、少女は答えた。「ノイ」、と。これは、運命に翻弄されながらも孤独だった二人が希望を紡ぐ物語。

著者等紹介

六つ花えいこ［ムツハナエイコ］
２０１３年、Ｗｅｂへの作品投稿を開始し、小説、漫画原案など多方面で活躍する人気クリエイター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

魔王を宿す少年カルディアの監視を命じられた国一番の魔法使いノイ。運命に翻弄されながらも孤独だった2人が希望を紡ぐいでいく物語。心を閉ざした彼に寄りそい、穏やかな日々を送るノイが、ついにカルディアの中の魔王が目覚めてしまった時のために編み出した浄化魔法。そして100年後の世界で成長したカルディアに少女の姿で再会したノイ。若き婚約者としてかけがえのない日々を過ごす一方、魔力を持たず正体も秘したままのノイと、密かに自らの状況を危惧するカルディアがこれからどんな物語を紡いでいくのか、幸せな未来であってほしいです。

2025/06/25

[わたー]

★★★★★面白かった。六つ花えいこ先生の最新作はハイ・ファンタジー世界のラブコメ。国一番の魔法使いノイは魔王をその身に宿す幼子にカルディアと名付け、弟子として共に暮らしていた。しかし、事故により彼の中の魔王が暴走し、それを浄化するためにノイは自らの命を費やした…はずだった。ノイが気が付くと100年の時が経過していた上に十代の頃のような見た目になっており、目の前にいた胡散臭い優男に婚約者にさせられて…と始まる物語。序盤から情緒がお亡くなりになった。魔王を宿すことが判明したことで人扱いされてこなかった子に、

2025/06/30

[サキイカスルメ]

愛よね、愛。まず過去回が好きすぎるんですけれども。短い期間ではあったけれども、自分の全てを賭けてでも救いたい相手のために行動し続けた主人公ノイがカッコよい。そこから100年後のお話が始まると、お互いが弱点すぎる師匠と弟子、相手の行動で色々くらいまくってて面白かった。相手が大切だからこそ明かせない想い、無意識に求めていたものに気づいてしまった瞬間とか、切なさで胸がギュッとなる表現大好きなんだよな。100年で変わったものもあれば変わらないものもあり、彼女に救われた彼がだからこそ努力して生き続けてきたの健気。

2025/06/28

[なみ]

国一番の魔法使いであるノイは、魔王をその身に宿す少年を弟子にして育てることに。 大人として、そして師匠として寄り添うノイと、少しずつ心を開いていくカルディアのやり取りが最高に尊いです。 幸せな日常が続くと思っていた矢先、中盤での急展開でタイトルの意味を理解することになりました。 100年の間に何があったのか、ノイとカルディアの身に何が起きたのか、これから世界はどうなってしまうのか……。 ラストには意味深な描写もあり、2巻も楽しみです！

2025/07/12

[栗山いなり]

『最強の魔法使い』ノイと魔王を宿したカルディアの交流を中心に展開されるファンタジー小説。読み終えた後で振り返ってみるとザ・上巻って感じの物語だった。いくつか気になる部分もあったし次の巻出るんなら読んでみたいかも

2025/07/12