ブルーバックス<br> 見えない宇宙の正体―ダークマターの謎に迫る

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ブルーバックス
見えない宇宙の正体―ダークマターの謎に迫る

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065216880
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0244

出版社内容情報

私たちが知っている原子や分子などの通常の物質は、宇宙に存在する全物質、エネルギーのわずか5%にしか過ぎません。残りの95%はよくわかっていないのです。全体の約68%を占めるのが、宇宙を加速膨張させるダークエネルギー、そして残りの8割5分、全体の約27%を占めるのがダークマターと呼ばれる未知の物質です。本書では、その未知の物質、ダークマターの正体について、これまでにわかってきたこと、今解明されつつあること、見つかりそうでなかなかその姿を見せてくれない実態を紹介します。
ダークマターがなければ、今の銀河の姿、現在の構造にはなっておらず、人類も存在しなかったと考えられます。これまでの宇宙にとってダークマターは重要な役割を担ってきたこと、今後の宇宙の運命を握っていることをさまざまな視点でわかりやすく解説。
また、ダークマターは、光で直接見ることができないため、なかなか正体がわかりません。研究者たちはその「見えない」ものをさまざまな手段で検出しようとしています。あることはわかっているのにつかめない、あらゆるアイディアを出しながらつかもうとする、そんな研究者たちのこれまでの研究から最先端の研究まで徹底解説します。

内容説明

宇宙にある物質・エネルギーのうち、正体不明のダークエネルギーが68%を占め、依然謎が多いダークマターが約27%、正体がわかっている通常の物質は、わずか5%にすぎない。存在証拠はあるのに捕まえられないダークマターを、世界中でさまざまなアイデアを駆使して突き止めていく、その闘いに迫る!

目次

第1部 宇宙と人(宇宙は重力で満ちている;宇宙は静的ではない;宇宙は発展進化している(ビッグバン宇宙)
素粒子と宇宙
見えないものを見る)
第2部 あるのに見えない「ダークマター」(宇宙の階層とダークマターの影;1933年の不思議;銀河の回転速度の謎;ダークマターの存在証拠があらゆるところに出てきた;正体は何だ;かつてのダークマターたち;最有力候補WIMPに陰りが?;ダークマターのダークホース?;尻尾を出さない見えないダークマター;終章―我々はどこにいるのか)

著者等紹介

鈴木洋一郎[スズキヨウイチロウ]
東京大学名誉教授。1949年生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院博士課程修了。ブラウン大学研究助教授、大阪大学助手等を経て、1996年、東京大学教授。東京大学宇宙線研究所前所長、同神岡宇宙素粒子研究施設前施設長。数物連携宇宙研究機構の拠点構想責任者を経て、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構で2018年まで副機構長。スーパーカミオカンデ実験前代表者。XMASS実験前代表者。専門は宇宙素粒子物理学。仁科記念賞、基礎物理学ブレークスルー賞、ブルーノ・ポンテコルボ賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

122
12章のはじめに「これが伝えられれば、本書の目的は達成」と丁寧に書かれている。……12章、難しかったです(´•ω•̥`)。でも、めげずに同種の本を読んでいきたい( ・`ω・´)。 いやしかし、ダークマターって何なんでしょうね?ダークマターの思う所を書くと、文字不足待ったなしなのでここでは割愛しますが、色々モヤモヤが晴れないので、何とかけりをつけて頂きたいものです。 この本に限らないんだけど、読んでる途中、屡々本文とは違う所に妄想が飛んで行ってしまって……何とか集中して読めないかなぁ。(´๑•_•๑)。2020/12/04

やいっち

83
ダークマターやダークエネルギーの存在の認識の経緯などは類書でも読める。本書の特色は、「ダークマターは、光で直接見ることができないため、なかなか正体がわかりません。研究者たちはその「見えない」ものをさまざまな手段で検出しようとしています。あることはわかっているのにつかめない、あらゆるアイディアを出しながらつかもうとする、そんな研究者たちのこれまでの研究から最先端の研究まで徹底解説します」という後半にある。2021/05/03

haruka

20
宇宙の95%を占めるダークマターとダークエネルギー。生きている間の解明は諦めていたけど、なんと!ダークマターの方は明日にでも見つかるかもしれないという。存在は確かで、具体的候補もあるから。(ちなみにダークエネルギーについては全くもって分からない状況。) 本書はそんなダークマターの正体解明への挑戦物語。内容は平易だし、ハッブルより先に宇宙膨張の証拠を見つけたルメートルをわりと語るし(いまだにハッブルと書く人もいる)、マルチバースまで駆け抜けてくれたけど、素粒子の話に的が絞られすぎていてちょっと退屈だった。2023/12/04

bapaksejahtera

11
宇宙の全体構造/構成の中で、証明できた物質/エネルギーは全体の僅か5%に過ぎない。本書では、宇宙の加速膨張を齎すダークエネルギー(68%)を除き、全体の27%を構成すると計算されるダークマターについて現在の観測/研究成果を述べる。本書導入部では宇宙船内の活動を引き合いに自由落下に伴う無重力状態を説明しつつ重力の一端を説明し、さらに加速膨張する宇宙及び素粒子について論を進める。これらからダークマターの存在と重力レンズを用いた観測手法のあれこれを説く。最後にその物質としての正体探索状況に至る。頗る難解である。2021/08/09

HaruNuevo

8
重力という切り口からは存在することが明確であるものの、具体的な正体はまだ観測されていないダークマター。その研究の一線の一端を垣間見せてくれる一般向け解説書。ブルーバックスの良心のような一冊である。生きているうちにその正体がわかることになるのであろうか。観測出来たら間違いなくノーベル賞。2021/07/10

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