出版社内容情報
がん治療後の心理的な問題に対処する具体的な方法が患者の立場で書かれており、普段の生活に戻るためにわかりやすく支援する。
イギリス「ベスト・ヘルスケア・ブック賞」受賞作
この本ができること:
この本では、がんを経験したことによって起こりうる、様々な感情に対処する手助けをします。不安、疲労、怒り、うつなどに対処するための、簡単で実用的な方法を紹介します。これらの感情は、がんの治療を終えてからの生活に順応していく際、足かせになる可能性があるからです。・・・・・・しかし、がんのあとにやってくるつらい気持ちを理解し、それらを探り、それらに対処していく方法は身につけることができます。
これは誰のための本か:
この本は、治療を終えたのが数日前、数ヶ月前、あるいは何年も前であったとしても、また、がんを経験したどんな人にとっても、有用なものです。なんとなく気持ちが重いという人にも、自分を完全に見失っているような人にも役立つと思います。がんを経験した人の家族や友人も、この本から得られるものがあります。・・・・・・あなたとがんを経験した本人が共に直面していることを理解し、対処あるいは支援する方法を提供します。がん治療終了後の人々によくみられる心理的な問題(不安〈再発への不安を含む〉、落ち込み、自尊心の欠如、身体的変化への適応、疲労、怒り、睡眠障害、家族との関係)に、対処する具体的な方法について述べている。本書全体を通じて、患者の立場に立った暖かい視点で書かれており、普段の生活に戻ることを期待され、また自分でも期待してきた人々にとって、大きな助けになる具体例や対処法が丁寧に述べられている。また、治療終了後の人をサポートする家族への心理的アドバイスも各章の終わりに含まれており、治療終了後の人のみならず、ケアする人達にとても役に立つ内容である。(「はじめに」より)
第1章 不安
第2章 うつと気分の落ち込み
第3章 怒り
第4章 自尊心と自分の体のイメージ
第5章 周りの人との関係、パートナーとの関係とセックス
第6章 疲労
第7章 睡眠
第8章 リラックス
【著者紹介】
臨床心理士。命に関わる病気と向き合う患者とその家族のカウンセラーとして20 年の経験を積み、学術研究・専門教育にも携わる。この分野の第一人者として多くの信頼を得ている。
内容説明
この本は、がんを経験したことによって起こりうる、さまざまな感情に対処する手助けをします。不安、疲労、怒り、うつなどに対処する簡単で実用的な方法を紹介します。
目次
第1章 不安
第2章 うつと気分の落ち込み
第3章 怒り
第4章 自尊心と自分の体のイメージ
第5章 周りの人との関係、パートナーとの関係とセックス
第6章 疲労
第7章 睡眠
第8章 リラックス
著者等紹介
グッドハート,フランシス[グッドハート,フランシス] [Goodhart,Frances]
博士、臨床心理士。命に関わる病気と向き合う患者とその家族のカウンセラーとして20年の経験を積み、学術研究・専門教育にも携わる。この分野の第一人者として多方面から厚い信頼を得ている
アトキンス,ルーシー[アトキンス,ルーシー] [Atkins,Lucy]
健康に関するテーマを扱う著名なライター。イギリス大手の新聞や雑誌、テレビ・ラジオで、医師、科学者、他の専門家から得た複雑な情報を、一般にわかりやすく解説している
中村哲也[ナカムラテツヤ]
1989年、帝京大学医学部大学院修了。1991年、板橋中央総合病院院長就任。2006年、関東・東北・北海道に複数の医療法人を有するIMSグループ理事長に就任。2007年、板橋中央総合病院総院長となる。現職として、アジア慢性期医療協会理事長、全国公立病院連盟常務理事、板橋中央看護専門学校、イムス横浜国際看護専門学校の校長などを兼ねる
釜野さおり[カマノサオリ]
スタンフォード大学大学院社会学研究科博士課程修了(Ph.D)。現職、国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部室長。専門、社会学(主な関心領域:家族、ジェンダー、セクシュアリティ)
千年よしみ[チトセヨシミ]
ペンシルバニア州立大学大学院農村社会学・人口学博士課程修了(Ph.D)。現職、国立社会保障・人口問題研究所国際関係部室長。専門、社会人口学(主な関心領域:国際移動、家族)
西村周三[ニシムラシュウゾウ]
京都大学大学院経済学研究科修士課程修了、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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黒豆
花川戸助六