内容説明
習近平国家主席とプーチン大統領は、2014年11月にアジア太平洋首脳会議(APEC)で会談し、両国が2015年に「ドイツ・ファシズムと日本軍国主義に対する戦勝70周年記念行事」を実行することを確認した。事実、習近平国家主席は本年5月9日にロシアで開かれる「対独戦勝70年記念式典」出席のために訪露し、9月3日に中国で開く「抗日戦勝利70周年イベント」にはプーチン大統領を招いて「抗日戦争勝利軍事パレード」を実施するという。当時、実際に日本軍と戦っていたのは「共産党」ではなく、蒋介石率いる「国民党軍」なのだが、そんな史実は習近平にとってはどうでもよく、「日本軍=侵略」という「反日プロパガンダ」を国際社会にアピールすることが狙いなのだろう。そうしたプロパガンダに抗すべく、本書では1927年~1930年初頭の中国国内の内戦状態を紹介し、日中戦争後から日本軍が「日の丸で歓迎されていた」写真を一挙掲載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北本 亜嵐
14
水間政憲氏の「ひとめシリーズ」の第8段は何とも刺激的なタイトル。その名前の通り、反日日本人やあの国の方々には非常に「不都合な一冊」になっている。一次資料とキャプションの他に丁寧な解説つきと中身が濃い内容。決して期待は裏切りません。2015/03/24
だろん
6
日章旗・旭日旗まんさいの写真集です。インターネットの時代になんと、戦前戦中のアサヒグラフなど写真を焚書の目的でシナ人が神田に高値で買いあさりにきてるとは…戦後70年をむかえ、先の大戦について日本人がするべき本当の反省とは何か?一部の日本軍人の犯した罪をまったく否定するのもではないが、戦地に赴いた多くの先人らの思いを今こそ詳らかに紐解くことだと思います。パククネ大統領が口にする「歴史を直視しない民族に未来はない」との真の意味がよく分かりました。2015/06/24
残心
1
個人的な感覚で言うと、この本にたくさんある写真は当時の現実であり、何の不思議も感じません。 最近では日本軍の悪行の証拠写真が実はインチキだった、というのがバレてきているようです。 むしろこれらの写真の解説を読むのがかったるいと感じるほど、当たり前な感じを受けます。(よってななめ読み) それにしても、中国・米国の印象操作、そしてオランダのインドネシア統治はひどいのではないのかなぁ。2019/02/10
tomo
1
福沢諭吉の勉強がしたくなりました。2018/02/21
清 義明
1
ようするに戦前戦中の陸軍新聞部などによる情報統制真っ只中のプロパガンダ写真を集めて、当時の国策に沿ったキャプションをそのまま文字通り受け取って、日本軍は歓迎されていた「一次資料」だとする書であります。 やれやれ。2017/07/05