電撃文庫<br> 霊感少女は箱の中

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電撃文庫
霊感少女は箱の中

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048925419
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

鬼才・甲田学人が贈る、学園現代ファンタジー開幕!「おまじないを誰かに見られたら、五人の中の誰かが死ぬ」
銀鈴学院高校に転校してきた少女・柳瞳佳。前に心霊事故に遭遇し退学処分となった瞳佳だが、初日から大人しめの少女四人組のおまじないに巻き込まれてしまう。
人が寄りつかない校舎のトイレにて、おそるおそる始めたおまじない。人数と同じ数を数え、鏡に向かって一緒に撮った写真。だが、皆の画面に写っていたのは、自分たちの僅かな隙間に見える、真っ黒な長い髪をした六人目の頭だった。
そして少女のうちの一人、おまじないの元となる少女が、忽然と姿を消してしまい……。
少女の失踪と謎の影が写る写真。心霊案件を金で解決するという同級生・守屋真央に相談することにした瞳佳は、そこで様々な隠された謎を知ることになる──。

甲田 学人[コウダ ガクト]
1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー。『断章のグリム』『時槻風乃と黒い童話の夜』『夜魔』『ノロワレ』シリーズなどを刊行中。

ふゆの 春秋[フユノ ハルアキ]

内容説明

心霊事故で退学処分となり銀鈴学院高校に転校してきた少女・柳瞳佳。彼女は初日から大人しめの少女四人組のおまじないに巻き込まれてしまう。人が寄りつかない校舎のトイレにて、おそるおそる始めたおまじない。人数と同じ数を数え、鏡に向かって一緒に撮った写真。だが皆の画面に写っていたのは、自分たちの僅かな隙間に見える、真っ黒な長い髪をした六人目の頭だった。そして少女のうちの一人、おまじないの元となる少女が忽然と姿を消してしまい…。少女孫踪と謎の影が写る写真。心霊案件を金で解決するという同級生・守屋真央に相談することにした瞳佳は、そこで様々な隠された謎を知ることに―。

著者等紹介

甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ。津山市出身。二松学舎大学卒。『Missing』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

48
銀鈴学院高校に転校して来た少女・瞳佳が、転校初日から大人しめな少女4人組のおまじないに巻き込まれる事で始まる学園心霊ファンタジー。いやはや、流石は甲田先生。学園という一種の閉鎖社会を舞台にしているだけあって、かなりエグ味が効いてるわ。閉鎖された世界で出来上がる人間の醜悪さとホラーファンタジーの怖さ、この2つが絶妙なバランスで噛み合う事で作者さんの持ち味が良い感じに活かされてますね。グロ描写は控えめですが、凄味が一切損なわれてない辺りも流石。箱に囚われた2人と交霊会の今後が気になるし次巻も楽しみです。2017/01/08

翔(かける)

39
積読消化と侮ってはいけなかった。安定の甲田学人さん。『missing』以来の学園もの、おもしろくてあっという間に読了!前シリーズで打ち切りとなった『ノロワレ』は、ちょっぴり読みにくかったので驚いてます。美少女×心霊現象×学校の取り合わせがいいのかしら?日本昔話をベースにした『missing』、グリム童話の『断章のグリム』ときて、今回は西洋の心霊交流会。また甲田さんの描くメルヘン(笑)を追うことになりそうです。守屋の持つ謎のキャビネットと瞳佳の霊媒体質ミーディアムが、どんな化学反応を起こしてくれるか楽しみ。2018/04/04

そのぼん

36
とある事情で転校を余儀なくされた少女が主人公の物語でした。転校した学校で、クラスメートにチェーンメールを送られたことから恐ろしい事件に巻き込まれて・・・。。相変わらずオカルト色が強く、夜中に読んでいると怖さが倍増しました。シリーズ化されるのなら、次の巻も読んでみたいと思いました。2017/02/21

日奈月 侑子

28
個人的に、今回の作品もドストライクの一言でした。ノリがとてもMissingに近くて懐かしい感覚になりました。今回も本当良かった…。甲田さん曰く「今回の作品はメルヘン」らしいですが、確かに全体的に漂う雰囲気は幻想的で線が細いというか、挿絵効果もあるのかも知れませんが、淡い色使いの印象。 今シリーズの主要登場人物が全員物凄く気に入ってるので、途中で抜けたりしない事を祈りたいですが、まあ……多分難しいような気がします。那琴が特にお気に入りです。 真央と瞳佳の共通要素を見るに、この二人の結末も最後は切なくなりそう2017/01/24

ヤギ郎

26
怖い。こういうのをホラー小説というのだろうか。大筋はそれほど複雑なものではなく、オカルトを織り交ぜながら物語が進んでゆく。「ロザリアサークル」の中心人物である守山真央は、いっけんして作中の事件解決役のように見えるけど、霊感が強くことから、直接的な事件解決を行わない。「事件が起こる→解決する」というプロットとしては、変わった扱いになっているといえる。今後「ロザリアサークル」の面々について詳しく語られるだろうか。特に鹿島芙美と霧江那琴についてもっと知りたい。二人のイラストがかわいいので。2017/01/10

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