内容説明
いじめ、学級崩壊、教師の指導力問題、親の育児不安。子ども観自体の変容に着目し、学校・家庭・仲間集団における諸問題の要因を分析する。
目次
第1部 子どもの発達と居場所(子どもの居場所と子どもの発達;子どもの居場所と臨床教育社会学)
第2部 子どもの問題行動と集団活動(「いじめ」の構図と集団活動;生徒の非行行動と教師集団の指導性―F県の事例調査から;子どもの集団活動と学校・地域の連携―コミュニティの学校支援)
第3部 母親の育児不安と育児サークル(父親の育児態度と母親の育児不安;母親の育児不安と育児サークル)
第4部 子ども社会学の現在(現代日本の子ども観;子ども社会学の現状と課題;社会化研究と仲間集団研究の課題)
著者等紹介
住田正樹[スミダマサキ]
1944年兵庫県に生まれる。慶應義塾大学文学部卒業(社会学専攻)。東京大学大学院教育学研究科博士課程退学(教育社会学専攻)。香川大学助手、講師、助教授を経て1982年九州大学教育学部助教授。1991年九州大学教育学部教授。1996‐1998年九州大学教育学部長・九州大学大学院教育学研究科長。2000年九州大学大学院人間環境学研究院教授。現在、放送大学教授・九州大学名誉教授・博士(教育学)。専攻は発達社会学・教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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