出版社内容情報
TV通販王として一世を風靡した男の経営の神髄がここにある! あえて90秒に凝縮した「伝える力」の秘密を公開。
内容説明
長崎の一介のカメラ店主だった高田明氏。わずか10年ほどで、「TV通販王」として一世を風靡するようになる。なぜ通販の常識をくつがえし、拡大し続けてこられたのか。なぜ最短90秒という枠の中で、自らメッセージを発信し続けてきたのか。その経営の神髄がここにある!
目次
1章 バトンタッチ
2章 伝える力
3章 「TV通販王」の経営道
4章 譲れぬ企業理念
5章 新たなる世界へ
6章 カリスマ去りし後
著者等紹介
高田明[タカタアキラ]
ジャパネットたかた創業者。V・ファーレン長崎社長。A and Live代表取締役。1948年長崎県生まれ。71年大阪経済大学卒。機械メーカーを経て、74年実家が経営するカメラ店に入社。86年に「たかた」として分離独立。99年ジャパネットたかたに社名変更。2015年社長退任。17年サッカーJ2リーグ「V・ファーレン長崎」社長に就任
木ノ内敏久[キノウチトシヒサ]
日本経済新聞社シニア・エディター。1989年日本経済新聞社入社。編集局産業部、経済解説部、日本経済研究センター研究員、長崎支局長などを経て現職。専門は経営論(企業統治)、表象メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
24
あのテレビでのMCは「風姿花伝」にインスパイアされてたのか。観光写真を売っていた頃から今に至るまで目の前の事を真剣にやる様は、男らしくてかっこいいなと思った。2018/04/29
anken99
12
ジャパネットたかたの創業者、高田明氏の半生記。長崎佐世保のカメラ店から身を興したのは、41歳の時!そこから奇跡の大成長を遂げたのは、氏の才覚と謙虚な姿勢と前向きな精神に尽きる。どこか力が抜けている点は、他の経営者とは一線を画す。引き際のすばらしさも、日本ではなかなか見られない。それこそが「たかたイズム」なんだろう。意外だったのは、ジャパネットの売り上げの4割は、いまだ紙媒体だということ。お客本位の企業風土が、成果につながったんだろう。丁寧な取材で良書といえる一冊。2020/01/22
isao_key
11
髙田明社長のファンである。経営者としてはもちろん、大変優れた人間的魅力を持つ人だ。本書は昨年出版された『伝えることから始めよう』と内容は重なる部分が多い。だが髙田社長の熱の入った伝え方を読むとまた元気が出てくる。古くからのジャパネットたかたの顧客は、商品がいいと思って、または本当に欲しいと思って買うのではなく、髙田社長が勧めるから買うという人がかなりの数いると思う。曲がったことを潔しとせず、納得できない規制には国が相手でも立ち向かう。ユーモアを忘れず前向きで人との義を大切にする。公正明大な人柄に惹かれる。2018/02/21
デューク
10
「一所懸命、瞬間を生きていると、うまくいかなくても「失敗」と感じなくなる」。そう語る筆者による仕事論。 筆者は長崎の一介のカメラ屋を、わずか10年ほどでTV通販の雄に育て上げた、立志伝中の人物である。そんな筆者の経歴からは想像もつかないほど、穏やかで、温和で、優しさに満ちた一冊。逆境の中でもあきらめず、いかに商機を見つけていくか。前向きで、真摯で、真剣な筆者の仕事ぶりには、筆者の人柄がにじみ出ていると思う。読めばきっと、ポジティブな気持ちになれる一冊。おすすめ2018/05/29
はる坊
10
ジャパネットたかた創業者、高田明に対するインタビュー集。常に時代の波を感じ取り、大胆に行動して、成功を収めている。苦労をしたことがないという、前向きな考え方、人生哲学も参考になる。商売している人なら必ずためになることが書いている。2018/01/06