天下布武―夢どの与一郎〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737289
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

フランシスコ会を擁するスペインにポルトガルを併合されたイエズス会は、窮地に立たされていた。事態打開のため、巡察師ヴァリニャーノが来日、信長と会見するが…。足利義昭ら毛利方を支援する「用捨一揆」は、信長への警戒感を強める朝廷に接近を図る。信長は誰に敗れたのか?秀吉を天下人に押し上げたのは誰か。

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。国立久留米高専卒業後、作家を志して上京。図書館勤務等の傍ら作品を発表し、小説家に。89年から一年間、「週刊新潮」に発表した「日本史 血の年表」(90年『血の日本史』と改題し刊行)で衝撃的なデビューを飾る。作品は他に、直木賞候補となった『彷徨える帝』をはじめ、2005年、『天馬、翔ける』で第十一回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aki

7
正にヨーロッパ史から見た本能寺の変を堪能した。与一郎が格好良すぎたり、用捨一揆の奇想が逆に物語としての面白さを彩る。史実の背景を海外の動向と上手く結びつけて、歴史エンタメとしての新境地を開いていると思う。出会えてよかった。2020/10/05

kazu4

4
学校の授業では教われない、世界史の横の繋りにも視点を置いた新しい切り口です。エンターテイメントの作品です。葉室麟とは違った歴史小説かな‼️2020/04/12

コウラク

2
本能寺の変はいくつもの因果を、ポルトガルとスペインの勢力争いが後押しした。という解釈がおもしろいです。史実との絡め方がいいですね。下巻は幽斎がすごくいい、あらゆる才能から出る凄みがあり、物語での立ち位置も良い。なお、村重は上巻で燃え尽きた様子(笑)。2013/05/26

でにろう

2
信長と共に歩んだ細川忠興が主人公的な感じだが、やはり信長の存在感は大きく感じる。そのバランスをうまく書きながら忠興の葛藤や信長への畏敬が描かれており、ちょっと違った角度からの信長物語としても楽しく読める。そして本能寺の変から秀吉の覇権獲得までの裏にあった驚きの事実(?)が書かれている。一気に展開する物語後半は必読です。2013/04/02

宗像司郎

1
読みやすい。 次は”信長燃ゆ”を。2013/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/433472
  • ご注意事項

最近チェックした商品