内容説明
フランシスコ会を擁するスペインにポルトガルを併合されたイエズス会は、窮地に立たされていた。事態打開のため、巡察師ヴァリニャーノが来日、信長と会見するが…。足利義昭ら毛利方を支援する「用捨一揆」は、信長への警戒感を強める朝廷に接近を図る。信長は誰に敗れたのか?秀吉を天下人に押し上げたのは誰か。
著者等紹介
安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。国立久留米高専卒業後、作家を志して上京。図書館勤務等の傍ら作品を発表し、小説家に。89年から一年間、「週刊新潮」に発表した「日本史 血の年表」(90年『血の日本史』と改題し刊行)で衝撃的なデビューを飾る。作品は他に、直木賞候補となった『彷徨える帝』をはじめ、2005年、『天馬、翔ける』で第十一回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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