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内容説明
地球連邦軍の若き将校、エリアルド・ハンターは、念願かなって憧れのティターンズに配属された。新型モビルスーツのテストの傍ら、様々なミッションや実戦を繰り返し、パイロットとして成長していく。だが、僥倖にも『グリプス戦役』を戦い抜いたエリアルドを待っていたのは、軍事法廷という新たな戦いだった…。法務官コンラッド・モリスはエリアルドの弁護人となり、彼の無罪を証明するため、エリアルドのかつての仲間を探し求める。『機動戦士Zガンダム』外伝。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。1978年、「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞を受賞。2006年、「隠蔽捜査」で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。2008年、「果断隠蔽捜査2」で第21回山本周五郎賞、第70回推理作家協会賞を受賞。空手道今野塾主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロユキ
15
宇宙世紀0085年7月…ティターンズの上層部の暴走ともいえる「30バンチ事件」から「機動戦士Zガンダム」の時代を、ティターンズのパイロットの視線で描いた作品。さらにはそのパイロットが終戦後に軍事法廷で裁かれる…!ってことで、もうちょっとリーガル・サスペンスっぽいのを期待していたのですが、主人公がテスト小隊所属ということで新兵器のモビルスーツ戦のほうがメインかな…。2013/09/15
ぺぎら
14
人気作家今野敏(隠蔽捜査しか読んだことないですが)によるガンダム!Zガンダム。ガンダムの世界観がよく表現されてて、よかった。すごいヒトは何書いても面白いし、すごいんだなー。2015/11/15
ハイちん
9
グリプス戦役(Ζガンダムの頃)を舞台にしているガンダム小説。戦中、戦後、二つの時代を行ったり来たりしながら話が進んでいく。独特なデザインのモビルスーツがたくさん登場しプラモ界を賑わせているので、なんか面白そうと思って手に取った。独特なメカによるバトル描写がメインの小説かと思いきや、ティターンズ部隊の葛藤や軍事法廷の成り行きが物語の中心で、思っていたより硬派で社会派な小説。メカ描写はあっさりめ。挿絵もないので【ガンダム】、【アッシマー】、【ギャプラン】と言った固有名詞からメカの姿を思い描く必要がある。2020/08/15
Masanori Mori
9
アニメだけ見てれば、ティターンズは悪者でしか無い。しかし、実際に戦っていた兵士は理想に燃えて戦っていただけであり、上層部の暴走が悪かっただけのこと。現在のISとかも同じような感じなのかな?ってこの本読んでいると思います2017/09/14
てんぱい
8
警察小説といえば今はこの人、というくらい有名な方のガンダム小説。派手な戦闘は無いものの、別方面からの戦争とその後を描いている。メインルートから外れたこの物語は、腐った面を剥ぎ取ろうともがく人々の心情が共感できていいな。そして各々がかっこよい。2015/11/21
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