角川叢書
芭蕉の風景 文化の記憶

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784047021150
  • NDC分類 911.3
  • Cコード C0395

出版社内容情報

"世界文学の中で最も短い詩""俳句""がなぜ偉大な文学たりえているのか。世界的に著名な芭蕉の、西洋の詩人達への影響を見すえ、俳句が持つ詩としての本質をアメリカの日本文学研究家が鮮やかに解剖してみせる意欲作。"

内容説明

日本の俳句や連句は、きわめて社会的な、共同体的な交換=やりとりと対話のプロセスであるとともに、日本の文学・美学を代表する表現形式であり、これによって広い範囲におよぶ日本の文化形式を理解することができる。現在アメリカの日本研究をリードする著者が、芭蕉や俳諧、さらに欧米におけるハイクブームや俳句に影響を受けた詩人たちまでも視野に入れて、十七字で綴られる「俳句」という世界最短の形式が詩たりえている文学的本質を鮮やかに解剖し、日本の文学・文化における意義を明らかにした画期的な比較文化論。

目次

第1章 日本の詩歌と文化へのアプローチ
第2章 俳諧的想像力と文化の記憶
第3章 東西の芭蕉神話
第4章 並置の技術=芸術―切ることとつなぐこと
第5章 季節の連想と文化の風景
第6章 『おくのほそ道』と隠喩としての旅

著者等紹介

シラネ,ハルオ[シラネ,ハルオ][Shirane,Haruo]
白根治夫。1951年、東京生まれ。コロンビア大学博士号取得。日本文学・比較文学専攻。現在、コロンビア大学東アジア言語・文化学部教授
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