内容説明
中国近現代史をフィールドワークとするベテランの歴史家が、アジア、西欧を旅して見い出したこと、考えたこと。
目次
第1部 中国・アジアの旅(旧南京神社の拝殿跡をたずねる;山西県盂県に万愛花ダーニャンの墓参にでかける;甘粛省山丹でルーウィ・アレイの墓陵をみつける;「博愛座」という優先席のある路線バスにゆられて台北の国史館に通う;バンドンのダゴ丘陵に日本軍戦争遺跡をみつける;インド・コルカタ郊外のタゴール国際大学をたずねる)
第2部 西欧の旅(ついに「ペテーフィ・シャンドールの国」を旅する;デンマークで「サボタージュ」の歴史を学ぶ;パリの中国人街を散策する;ドイツでトイレのおまるについて考える;「アンネ・フランクの家」をおとずれて戦争体験について考える;サグラダ・ファミリア教会で「スペイン市民戦争」の痕跡をみつける)
第3部 人と本(佐々木斐夫先生とともに;中国の知識人にとってのロマン・ロラン;思想家グルントヴィを紹介する;曹石堂氏の中国体験について考える;小林一美氏の著作と「富田事件」)
著者等紹介
内田知行[ウチダトモユキ]
1947年5月生れ。一橋大学経済学部卒業。専門は中国近現代史。大東文化大学国際関係学部教授、NPO法人アジアンロード(市民による非営利の交流団体)理事、東久留米グループ中国だい好き(東久留米市民による日中交流団体)会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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