内容説明
高浜虚子は青年時代から晩年まで、生涯京都を愛し、その歴史と自然と風土、祭事や人々との交流を通して、文学の世界を拡充した。祇園から比叡山まで、著者は虚子の足跡をくまなく追い、そこでくり広げられたドラマを再現する。虚子研究に新生面を開く意欲的労作。
目次
1 虚子の文学と京都(明治時代;大正時代;昭和時代)
2 虚子俳句の現場(四夜の月;花の雨;京の時雨)
著者等紹介
西村和子[ニシムラカズコ]
昭和23年、神奈川県横浜に生れる。昭和41年、実践女子学園高校卒業。慶大俳句に入会、爾来、清崎敏郎に師事。昭和45年、慶応義塾大学文学部国文科卒業。昭和56年、「若葉」同人。平成8年、行方克巳と「知音」創刊。句集に『夏帽子』(昭和58年刊、第7回俳人協会新人賞)ほか
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