内容説明
「しない」「求めない」「振り回されない」で、心は澄み渡る。仕事・人間関係の雑念をデリートしてシンプルになる生き方。
目次
第1章 「無心」の境地となって生きる
第2章 自分にできることを精一杯やるだけでいい
第3章 天運に任せた生き方をする
第4章 「もっともっと」を捨てて生きる
第5章 目の前の問題を一つずつ解決していく
第6章 心から余計な汚れを流す
第7章 時には黙ってみる
第8章 もっとも大切なことを知る
第9章 我が道を行く
著者等紹介
植西聰[ウエニシアキラ]
東京都出身。著述家。学習院高等科、同大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、「心理学」「東洋思想」「ニューソート哲学」などに基づいた人生論の研究に従事。1986年『成心学』理論を確立し、著述活動を開始。1995年「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆう飯はんちゃーはん
4
座禅は「何もしない」トレーニング、何もしないことで得られる「幸福感」のくだり。とても興味深いです。2020/07/22
槐
2
花は蝶から好かれる為に何もしていない、という箇所は受粉の為に進化し続けている花に失礼な表記だが、疲れた際に、少し息抜きが出来る言葉が詰まっている。禅に関して興味を持つにも最適な一冊。2014/11/05
サトル
1
京都の龍安寺に吾唯足知(ワレタダタルコトヲシル)と刻まれた蹲(つくばい)がある。これは禅の教えだと言われているが、そもそも禅の教えとは何ぞやと云うことで、この本のタイトルにも惹かれて読んでみた。前書きなどで触れているように、①やらなくてもいいことはしない②不必要なものを求めない③どうでもいいことに振り回されない。これは涅槃に入るための仏陀の8つの教えのひとつ、「知足」の極意とも言えるのでしょう。「何もしないことによって得られる幸福感がある」と知ることだ。もう余計なことはしないぞ!と思わず誓ってしまった。2018/06/11
Kosmos
1
精神統一のために再読を実施。「日々新たに、また日に新たなり」、自分なりの問題意識を持って取り組むことで、新鮮な気持ちで一日を大切に生きられます。「左右源に逢う」一つ一つ丁寧にこなしながら、生活を送って行くことが大切である。「命の無常を知り、時間を大切にして生きていく」という内容が印象的であった。心臓の鼓動の回数や明瞭で居られる時間の長さには限りがあるため、本を読むという作業にとどまらず、その瞬間に印象に残った内容や勉強になった内容を、積み重ねていく一年にしたい。2016/01/08
Kosmos
1
技術の進歩や周囲の中途半端なアドバイスに振り回されてしまい、心と頭に不愉快な物を抱えたときに、読むことにしている。シンプルな構成で文字数が少ないが、要点を絞ってあるため、短時間で読み直せる点も非常に良い。2015/10/12
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