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内容説明
数知れぬ驚異がいまだ手つかずで残っている海。その謎に包まれた世界をオンボロ木造船ペペロンチーノ号で探査しながら回る海洋学者、スコット、相棒のアル、スコットのひとり娘、ナナミ、そしてナナミの友だちでシャチのティコ。3人と1頭が追い求めているのは今に語り継がれる伝説の生き物“ヒカリクジラ”だった。ペペロンチーノ号は、途中、イギリスの大財閥メルビル家のひとり娘、シェリルや、スコットの大学時代の同僚でありながら今は生き方を異にするルコントの息子トーマスを仲間に加え、サンフランシスコからカリブ、大西洋、アフリカ、地中海へと様々な冒険行を繰り広げる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
antoinette
4
原作(原案)者によるノベライズ。なぜか本棚にあったのを、ノスタルジーに駆られて速読みの練習も兼ねて読んでみた。清く正しい子ども向け海洋冒険活劇。昔リアルタイムでアニメ見てたけど、当時はよくわかってなかった設定など色々あったんだなあ。「ペペロンチーノ号の人たちどの国でも現地民とペラペラ喋ってるけど何語話してるんだ」「殺すのが好きじゃないシャチっていつも何捕食してるんだろう」「ジェームズ(ある日突然別の船の少年とトレードされた英国執事)の適応能力の高さ」とか突っ込みながら読むのも面白い ←2016/06/10