角川文庫
米原万里ベストエッセイ〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044000769
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

没後10年、初のベスト集。読者を愉しませる天才・米原ワールド決定版!

「読むのは危険です。特に忙しいときは」――斎藤美奈子(本書解説より)

「こ、こ、こっれがなくっちゃ、ルルルロシア人はルルルロシア人じゃない。ゴッルバチッョフの野郎、そこのところが分かっちゃいねえんだ!」
(エリツィン「酒を飲むにもほどがある」)。
幼少期をプラハで過ごし、世界を飛び回った目で綴る痛快比較文化論、
通訳時代の要人の裏話から家族や犬猫たちとの心温まるエピソード、そして病と闘う日々の記録――。
読者を愉しませ続けた天才・米原万里ワールドがここにある!

目次

ドラゴン・アレクサンドラの尋問 
人類共通の価値
酒を飲むにもほどがある
チボー少年と人魚姫
同時に二人の旦那に仕える従僕
鎖国癖
アンドレイ・サハロフ『サハロフ回想録』
「創造的な」判決を下す裁判官の判例
終生ヒトのオスは飼わず
無芸大食も芸のうち
わが家が一番
疎外の極致
ミハイル・セルゲービッチ・ゴルバチョフ
国家機密の隠し方
ちいさいおうち
文化の差異は価値を生む
心臓に毛が生えている理由
言葉は誰のものか?
旅行者の朝食
シリーズをめぐる三つの教訓と一つの予想
イチジクの葉っぱはなぜ落ちなかったのか
猫に似た人
叔父の遺言
身内の反乱者
わたしのお姫さま歴 
解説 斉藤美奈子

【著者紹介】
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内容説明

「こ、こ、こっれがなくっちゃ、ルルルロシア人はルルルロシア人じゃない。ゴッルバチョッフの野郎、そこのところが分かっちゃいねえんだ!」(エリツィン「酒を飲むにもほどがある」)。幼少期をプラハで過ごし、世界を飛び回った目で綴る痛快比較文化論、通訳時代の要人の裏話から家族や犬猫たちとの心温まるエピソード、そして病と闘う日々の記録―。読者を愉しませ続けた天才・米原万里ワールドのベスト版!

目次

ドラゴン・アレクサンドラの尋問
人類共通の価値
酒を飲むにもほどがある
チボー少年と人魚姫
同時に二人の旦那に仕える従僕
鎖国癖
アンドレイ・サハロフ『サハロフ回想録』
「創造的な」判決を下す裁判官の判例
終生ヒトのオスは飼わず
無芸大食も芸の内〔ほか〕

著者等紹介

米原万里[ヨネハラマリ]
1950年、東京生まれ。作家。59~64年、在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。東京外国語大学ロシア語学科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語会議通訳として活躍し、80年、ロシア語通訳協会の初代事務局長、のちに会長を務める。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(読売文学賞)、『魔女の1ダース』(講談社エッセイ賞)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『オリガ・モリソヴナの反語法』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞)などがある。2006年5月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

50
「人類共通の価値」の章を読みスカトロジーという言葉を知る。ベトナムの美女たちが平安神宮で歓声を上げ叫んだ言葉が…よく似た音の言葉が他国の者にとっては下ネタにつながる笑いを思えば、どこの国でも下ネタが好きちゅうことなのね。「創造的な判決を下す裁判官の判例」も楽しい。ふつ~の罰金とか量刑ではない「創造的判決」に感心したり笑ったりさせてもらった。酔っぱらい過ぎだと思うエリツインや長広舌過ぎるゴルバチョフ、また妻を愛し過ぎるサハロフには、親しみを感じさせてもらった。えらいさんもただの男なのねん。猫の話もよかった。2022/02/14

KEI

44
エッセイ集第2弾。通訳として二つの言語の間の架け橋となる意味、その難しさ、滑稽さが面白く、言語は違っても下ネタに関する言葉の多さにクスッと笑ってしまいました。ベトナム語の鳩、アダムとイブのイチジクの葉は何故落ちないのか?驚くばかりの博識とユーモア!ロシア語通訳として関わった有名人のエピソードにこんな事まで暴露しちゃって大丈夫か?(笑)エリツィン、ゴルバチョフも形無しです。反面、「国家機密の隠し方」で述べている平和や活動についての舌鋒は鋭く、もしご存命なら今の日本をどの様に表現されたかと早逝を残念に思います2017/08/07

アーちゃん

35
図書館本。ほとんどが再読でしたが、やっぱりロシアネタは面白い。読んでいて思い出したのが「旅行者の朝食」。20年前のエッセイなのに、今読んでも古さを感じることなく楽しめるのは米原さんならでは。今更ですが、実に惜しい方を亡くしたと思います。解説の斎藤美奈子さんの米原万里論も秀逸。2019/01/10

taku

28
誰が何を基準に選んだのか知らぬが、既読も未読も、やはりこの人は知性に裏打ちされた鋭さとユーモアがあり、所々毒を垂らすことも忘れない。通訳業の裏話や苦労話、プラハでの少女時代、言語や文化の話が好き。ペットと家族のことを除けば話が上手な人だ。米原さんのエッセイはいい、いいんだ。ただね、嘘つきアーニャ、オリガ・モリソヴナのような傑作をまた読ませて欲しかったと思ってしまうよ。早すぎたよな。2017/08/18

A.T

27
米原万里さんを懐かしんで読んでみたけど、もうラストかなぁと、寂しく閉じた。米原さんのお父様が共産党のエライ人で、ソ連時代にプラハのソ連学校に幼い米原さんを通わせて(そのあたりの詳細はエッセイ1へ)、その後エリツィンやゴルバチョフの同時通訳したりして(改めて読むと、ゴルビーは自民党、いや日本をぶっ壊した小泉ソーリみたい)…理想のムスメになったんだろうなぁ。でも今共産党は、ソ連(ロシア)は、と思うといたたまれない。2026/04/20

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