内容説明
渡る世間はエセ面ばかり。誰もがかぶるガラスの仮面―。子どものころは誰でも感情と表情が直結しているものですが、大人になったら感情をそのまま表情に出すわけにはいきません。時には本当の気持ちを表情によって隠したり、適当とされる表情を作ってみたり…。そんな複雑怪奇な大人の面々を眺め、「なんでこの人は今、こんな表情をしているの?」「この顔の裏にはどんな気持ちがあるの?」と勝手に憶測し、表情に隠されたドラマと本音を鋭くえぐる、爆笑辛口顔面エッセイ。
目次
1 「見られたい人々」(女子アナ顔―ビールかけられて喜ぶ;モデル顔―一般大衆を見下す ほか)
2 「本能に従う人々」(カップル顔―愛がまきちらす害毒;寝顔―寝ている間に好かれたい ほか)
3 「困惑する人々」(サラリーマン顔―ゴミは出しても誇りは高い;乗客顔―自動改札でハマる人々 ほか)
4 「演技する人々」(新婦の友人顔―笑顔の影に嫉妬あり;患者顔―医者の前での従順 ほか)