ちくま新書<br> ルポ 過労社会―八時間労働は岩盤規制か

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ルポ 過労社会―八時間労働は岩盤規制か

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480068453
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0236

出版社内容情報

長時間労働が横行しているのに、さらなる規制緩和は必要なのか? 「働きすぎの日本人」を取材し、雇用社会の暗部をリポートする。佐々木俊尚氏、今野晴貴氏推薦

内容説明

「世界で一番、企業が活動しやすい国にする」。このスローガンをかかげ、安倍晋三首相は労働基準法の改正案を国会に提出した。社員がいくら働こうが、会社は残業代を支払わなくてもいい「残業代ゼロ制度」法案だ。近年、規制緩和が進んだ結果、非正規雇用が拡大し、過労死やメンタル不調、パワハラなど職場環境が劣化し、長時間労働や違法な働かせ方が横行している。にもかかわらず、さらなる規制緩和は本当に必要なのか?長期間にわたる緻密な取材をもとに、「働きすぎの日本人」の実相を検証し、規制緩和の暗部をリポートする。

目次

第1章 「残業代ゼロ制度」の舞台裏(「残業代ゼロ制度」創設へ;成果に応じて賃金を払う制度? ほか)
第2章 労働規制緩和を疑う(誰が望んでいるのか;一筋縄ではない人事評価 ほか)
第3章 はびこる長時間労働(残業は例外、だが…;残業の上限、大手の七割が「過労死ライン」 ほか)
第4章 すさんだ職場(トヨタのエンジニアの過労死;「韓国と年間一千時間違う」 ほか)
第5章 誰も守ってくれない(ワタミ新入社員の過労自殺;過労の裏に違法は残業手続き ほか)
第6章 長時間労働からの脱却(過労死防止法が成立;命より大事な仕事って ほか)

著者等紹介

中澤誠[ナカザワマコト]
1975年香川県生まれ。名古屋大学卒業。1999年に中日新聞入社。東京新聞(中日新聞東京本社)社会部、横浜支局などを経て、中日新聞社会部に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

35
月80時間超労働は過労死ライン(003頁)。一方で、NEETや引きこもり、SNEP問題も同時進行していることを自覚すべきだろう。安倍は規制緩和を成長戦略の一丁目一番地と位置付ける(072頁)。不正を監督する労働基準監督署は不足し、チェック機能も十分働いているとは言いがたい(109頁)。この間兄貴のくそ上司だった頃の話と、ODが報われない話をしてきたが、ただ人の話を聞くだけの監督署って感じだったね。私たちは働くために生きているのではない、生きるために働いているのだ(118頁)。2015/09/17

よこしま

34
命より仕事って。◆著書のきっかけはブラック企業の名前が認識された、ワタミ久里浜店の社員が過労による自殺をしたことから。◆36協定の骨抜きから、安倍政権と経団連がめざす労働規制緩和、残業や過労死、メンタルヘルス疾患の実態のことなど色々と調べています。残業代ゼロ法案のことが報道されていますが、147頁のグラフの如く、サービス残業が1ヶ月24時間以上に。問題は労働者の意識にもあります。昼12時になったら海外ではパタリと終わらせますが、日本人の場合、一通り終わるまで。◆国に申し上げたい、方向が逆でしょ?2015/11/09

ゆう。

23
過労死を生み出す長時間過密労働の実態を丁寧にルポした本です。安倍首相の「世界で一番、企業が活動しやすい国にする」という理念のもと、労働者を保護する規制を緩和し、「残業代ゼロ」法案などを通そうとする政治。また、36協定が事実上形骸化されている現実。そうしたなかで過労自殺が若者にまで広がっています。儲けのためなら何でもありの社会でいいのか考えさせられました。ただ、打開策として「限定正社員」があげられていることには疑問も。なぜなら身分的差別を持ち込み、賃金や雇用条件がより下がると思うからです。でも優れたルポです2015/08/25

RmB

19
会社なんてつぶれてもいい!船が沈んでも人を助けるほうが大切だと思います。グローバル競争を勝ち抜くためには、過労死容認というのが企業の考え方なら、全ての企業がブラック企業ではないでしょうか?2015/10/14

kotte

17
電通の過労死事件から、過重労働に関する社会の関心が高まっているのを感じます。そのため、労働関係の知識を習得しようと考え、様々な本を読んでいます。日本を代表する大企業であっても7割以上が過労死ライン以上の残業を強いることができる…。社会全体でこの問題に関しては改善できるように取り組んでいく必要がありそうです。2017/06/10

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