出版社内容情報
朧国の皇都でまじない屋として働いていた朱霞(シュカ) 。
ある時、不調の父の代わりに宮廷巫術士として登城するも、
皇帝の寵妃の逆鱗に触れ神への生贄に選ばれてしまう。
不在が続く朱雀神の復活で国の平穏につながるならと、
生贄の覚悟をした朱霞の前に現れたのは、美しく清冽な瞳の青年・蒼(ソウ)だった。
蒼により救出された朱霞は、素っ気なくも自分を労わる彼と一緒に暮らすことになり……。
一途な想いが運命を変える中華初恋ファンタジー。
【目次】
序章 唐突に突きつけられた死
第一章 あざなえる禍福の出会い
第二章 その感情は名乗らない
第三章 すべては君がため……
第四章 何千回でも捧げる初恋
終章 それは確かに愛だった
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- 和書
- ’07 詩と思想・詩人集