出版社内容情報
新米弁護士の祐一はイケメンだが卑屈で毒舌。話の通じない依頼人に日々忙殺されている。そんな彼には人に言えない秘密があった。若くして亡くなった幼馴染・琴子と「冥婚」(生者と死者の結婚)し、幽霊の彼女と暮らしているのだ。琴子は遺書の中で、当時の婚約者ではなく祐一を冥婚相手に指名したのだが、理由は隠されたままだった。
仕事にも口を出すまっすぐな琴子とぶつかりながら成長していく祐一だったが、冥婚にはある真実が隠されていて――。
「Cocoon」シリーズで注目の新鋭による、笑って泣ける〈ゴースト×リーガル〉小説!
内容説明
新米弁護士の祐一はイケメンだが卑屈で毒舌。話の通じない依頼人に日々忙殺されている。そんな彼には人に言えない秘密があった。若くして亡くなった幼馴染・琴子と「冥婚」(生者と死者の結婚)し、幽霊の彼女と暮らしているのだ。琴子は遺書の中で、当時の婚約者ではなく祐一を冥婚相手に指名したのだが、理由は隠されたままだった。仕事にも口を出すまっすぐな琴子とぶつかりながら成長していく祐一だったが、冥婚にはある真実が隠されていて―。死んだ彼女は、どうして俺を結婚相手に指名したんだろうか。
著者等紹介
夏原エヰジ[ナツバラエイジ]
1991年生まれ。上智大学法学部卒業。2018年「Cocoon」で第13回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞、同作を改題した『Cocoon 修羅の目覚め』で翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sayuri
39
「結婚なんてろくなもんじゃない」「真実とクラッシャー」「親心というものは、きっと」三話収録の連作短編集。『カワイソウ、って言ってあげよっかw』でハマった作家さん。この作品もテンポが良くて面白かった。幽霊になった幼馴染の琴子と、新米弁護士の祐一がタッグを組み事件を解決していく。有り得ない設定もなんのその。卑屈で毒舌の祐一と、天真爛漫で優しい琴子とのやりとりが最高に楽しい。被疑者の供述にまんまと騙されそうになる祐一を、琴子のナイスサポートで嘘を暴いていくのが気持ちいい。ほんのり切ない弁護士×幽霊のバディ小説。2024/05/16
MAMI.
4
★★★☆☆2023/08/28
睦月
1
テンポよく一気に読めた。 弁護士の仕事の描写にはムフフと思った。弁護士さんってやっぱり大変なんだなぁ。 主人公・祐一と琴子の冥婚のいきさつ、家族との関係など暗くなりがちな内容も、勢いよく次の展開に繋いでいる。 ふたりのこれからの活躍が楽しみ。 映像化もできそう。2023/07/28
みみ
0
★★★☆☆2025/02/13
久遠の縁
0
Cocoonシリーズは面白かったんだけど、、、、2024/05/07