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内容説明
「Gのレコンギスタ」制作にあたっての初公開の企画原文、膨大な世界観設定から、演出法、文化論まで―。クリエイター志望者のみならず、映像ファン必読の書。
目次
『G‐レコ』の初期(本筋を組む1;本筋を組む2)
世界の創造(基本設定(事象)
レイハントン家の系譜
背景の基本設定)
SFメカニック(メカニック関連)
ランディング(出展を考える;創り方)
著者等紹介
富野由悠季[トミノヨシユキ]
1941年、神奈川県小田原生まれ。アニメーション映画監督、小説家。日本大学芸術学部映画学科卒。64年、虫プロダクションへ入社。『鉄腕アトム』の脚本・演出を手掛けた後、フリーに。以後TVアニメの原作・総監督として『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』他、数多くの名作を生む。また斧谷稔の名義で絵コンテ、井荻麟の名義で作詞を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
22
「Gレコ」が好きだったので拝読。なるほど、ある人物造形について、描写する気がないから描写がなかったのかと答え合わせ。ハイフン・スタッカートが思想を体現している気がする。フィクション的なリアルを突き詰めることによる幸福感とユーモア。2023/12/28
姉勤
21
アニメ作品「Gのレコンギスタ(レコンキスタではない)」著者である監督自身による作品世界のSF考証いうか 、「わかりにくい」と不評の、弁明というか解説の前半と、作劇論、技術論、地球環境、自身のバイオグラフィ、ジェンダー等、多岐にわたる後半。テレビ版への不満と未熟さ(喜寿を超えて未熟...)と、進行形の追加改編による劇場版のネタバレと自由に過ぎる。貪欲なまでの知識欲と張り巡らしたアンテナ、孫の歳に近い相手にも示す敬意と、これでは老害を発症しようもない。 新作の構想すらある先行者に遅れを取るわけにはいかない。2021/12/15
kubottar
13
Gレコはまだ観てないので、そこの設定部分は飛ばして読みました。しかし、富野節だけでも楽しめました。2021/08/19
うさみP
12
アナログからデジタルに捧げる。宇宙を目指す、これからの人類よ、もう戦争をする場所なんて何処にも無いんだよ。Gレコの総評(特にテレビ版)については方々で語り尽くされているが、監督自身から言わせれば一言で、何も考えず手癖の習い性で作った。これだけ膨大な企画書や原案等があってもだ。どんなに尽力しても伝わらなければ独り相撲。だから、この人は、古臭くてもサービス精神旺盛で面白い。アニメ(物語)とは、技術的(ウソやハッタリ!)で生理感のあるモノ。瞳の描写表現に対する考察は成程。サンライズ繋がりのラブライブが出るとは。2021/03/28
北白川にゃんこ
6
はえーすっごい。膨大な事を設定してアニメを作ってるんだなあ監督。Gレコは特に異質な未来世界を描いているから設定量もスゴイ。失敗から学びまだ進もうとする活力。見習いたいね。2021/05/02