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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041100998
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

著者渾身の犯罪小説

殺人を犯した男が故郷で出逢った女。女にも、人に知られてはならない過去があった。逃避行を始めた二人を追い、刑事・澤村は雪国へ向かうが……。『逸脱』のその後を濃密な筆致で描く、著者渾身の書き下ろし犯罪小説

内容説明

東京近郊の長浦市で発生した二つの殺人事件。無関係かと思われた事件に意外な接点が見つかった。容疑者の男女が同郷出身の同級生で、二人は故郷で出会っていたのだ。容疑者は振り込め詐欺グループのリーダー日向毅雄と、シングルマザーの井沢真菜。やがて海外逃亡を企てる二人を追い、県警捜査一課の澤村慶司は雪深き東北へ向かうが…。

著者等紹介

堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年『8年』(集英社文庫)で第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

達ちゃん

42
第1章が長かったけど、澤村さんが出てきた第2章から面白くなってきて、最後はどうなることかとハラハラしながら読了。まさに「歪」です。2018/11/17

ゆう

36
図書館本。<みんなで堂場瞬一祭り!>参加中。澤村シリーズ2作目。自分は周りの人間とは違う、もっと上に行ける。日向と真菜の闇が深すぎる。私には理解出来ない…というかさっぱりわからない。わかりたくないっていうのもあるかも…?特に真菜が。『歪』ってタイトルがまさしくな感じ。前半、二人の逃避行が続いて、ん?これ澤村さん出てくるの?って思ってしまったけど、ちゃんと澤村シリーズを読んでました。2016/01/27

むつこ

35
澤村シリーズ2作目。第一章が加害者目線で語られるが不快感が拭えずイライラした。田舎で育った22歳の男女が大進学のため都会で生活をしお互いに殺人を犯した矢先に地元で再会・逃亡、その二人を追う主人公たち。「最高の刑事」を目指す澤村を支える谷口、初美、橋詰がブレてないのがいい。こういう犯罪者の心理が理解できないから(理解することないけど)最後まで不快感がつきまとったんだろうな。それにしても堂場さんの食事のシーンはやっぱりいい。寒くてもドライブ中はソフトクリーム食べたくなります。2021/02/02

ゆみねこ

29
シリーズ物と知らずに読了。最高の刑事を目指す澤村が殺人を犯した男女を追う。男は振り込め詐欺のリーダー、女はネグレクトで我が子を殺し、愛人まで殺している。降りしきる雪の中、逃亡劇が続く。女の心の空っぽさとしたたかさが何とも後味の悪いものだった。澤村のスタート地点を知りたいので、「逸脱」も読みたい。2012/06/14

Syo

28
面白そうだったんだけど。 最後の方が…。2020/12/20

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