内容説明
日本叩きのルーツを縄文・弥生時代に求め、古代の白村江の戦から、元寇、日米経済戦争までジャパン・バッシングの原因と実像を鋭く追究。
目次
序章 日本袋叩きのルーツ
第1章 縄文・弥生時代の日本叩き
第2章 半島への侵攻・唐の日本叩き
第3章 外交不在、実利優先の中世時代
第4章 信長・秀吉・家康の外交政策
第5章 鎖国の終焉・自主外交の幕開け
第6章 西欧列強国との対決
終章 日本を潰せば世界が困る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
1
「大陸が分裂していたり、関係を謝絶していた時期が日本の繁栄したとき」←正論。孫文に援助していたなんて馬鹿みたい。/「日中友好」とか「日韓親善」とか気楽に言うけど、異質な相手に親しむには無規範に譲歩するしかないんだが?儒教秩序では“対等”の関係はなく「上位者は道徳的に優位なので下位者に何を要求してもよい」「下位者は無条件に従うべきで、ときどき上位者が褒めれば感激すべき」原則という。/「性奴隷にされた」とわめきたてれば欧米は自分らもやった実績あるから「Japanもか」と思うが「ホロスコートと同等」は言い過ぎた2017/01/05
がんぞ
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古代から朝鮮半島を挟み大陸政権との対峙で日本には独立した文明が育ってきた、とし、白村江の敗戦のあと、唐は日本を軟弱にするために仏教推奨したのではないか?と「大仏造営と国分寺設立で国富はほとんど極限まで消費されたはず」(唐も仏教偏重で滅びたと言える)/後半から結論部分では、80年代の“ジャパンバッシング”は西欧諸国が第二次大戦までの白人支配の世界の終焉に対する逆恨みの怨念と日本の平和の繁栄への嫉妬が原因という。とすると(非白人への偏見という)根は深いが、戦争を知らない世代が主流となった21世紀はどう変わるか2013/07/29