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出版社内容情報
運命ではなく己の意志で選んだ唯一の敵――だから、失えない。交換条件でシスベルの護衛を引き受け皇庁入りすることになったイスカ。真意を知らないアリスリーゼは、寄り添う二人を目撃してしまい、大いに心を乱される。一方、王宮では女王ミラベアを狙った暗殺事件が起き――
細音 啓[サザネ ケイ]
著・文・その他
猫鍋蒼[ネコナベアオ]
イラスト
内容説明
ネビュリス王宮までシスベルを護衛することになったイスカ。他勢力より早く妹の身柄を確保すべく捜索に出たアリスリーゼは、そんなイスカと妹が腕を組んで歩く姿を見てしまい…。「これぞ星の運命。わたくしたち、良い主従関係を結べますわ」「イスカは帝国には靡かないわ。わたしが誰より知ってるの」どんな手を使っても唯一の味方としてイスカを手に入れたい妹。使命でも責務でもなく己の意志でイスカと唯一の好敵手であろうとする姉。姉妹の想いが交錯する中、イスカはシスベルを狙う皇庁の怪物と対峙。高潔な意志もなく人であることを捨てた敵―初めて戦う本当の魔女に、剣士は怒りの剣を抜く!
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
第18回ファンタジア大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっきゅー
35
アリスの嫉妬の炎が燃え上がる第5巻。妹のシスベルがイスカ達を護衛に雇い、ネビュリス王宮まで同行することに。シスベルは、イスカを部下として迎え入れたいため、幼いながらも女の魅力で積極アプローチ。そんな様子を見てしまったアリスが大爆発。そして気付く、最大の敵は帝国ではなくシスベルなのだと。でもイスカとの関係が秘密のため、イスカだけを呼び出して八つ当たりし、調査と称してシスベルと同じイチャコラをやって自爆したり、ポ、ポンコツだーー。女王暗殺事件が発生したり、ヒュドラ家の野望が明るみに出たりと、今巻も面白かった。2018/08/18
よっち
34
交換条件でシスベル護衛を引き受け皇庁を目指することになったイスカ。真意を知らないアリスリーゼは寄り添う二人を目撃して大いに心を乱され、一方王宮では女王ミラベアを狙った暗殺事件が起きる第五弾。帝国人を護衛に雇うとかいうあるのかないのかよくわからない大義名分を得てイスカべったりのシスベルと、突然の強力過ぎるライバル出現に自覚もないまま感情を爆発させるアリスのポンコツっぷりが凄いですね(苦笑)三派閥や帝国の思惑も絡む中でまさかの長女参戦もありそうで、振り回されるイスカ(と仲間たち)の受難はまだまだ続きそうです。2018/08/19
まりも
32
アリスvsシスベル。絶対に負けられない女の戦いが遂に始まるッ!!なシリーズ第5弾。イスカをずっと側に置きたいシスベルと、自分だけの好敵手であるイスカを取られたくない思いに駆られるアリス。最大の敵は妹と知ったアリスのポンコツっぷりが可愛すぎて悶え死にそう。更に今回は暗躍する皇庁の第三勢力と第1皇女の存在と帝国も水面下で新たな動きを見せたりと、ラブコメもバトルも陰謀劇も全てが見逃せない新展開を迎えることに。物語が進めば進むほどに胸昂ぶる面白さが増していく。長女にまで目をつけられたイスカの運命やいかに。2018/08/20
BUNBUN
23
シリーズ5作目。今回は王女争いが本格的に始まっていく感じの物語だったかな。それに帝国の思惑なども絡んできてとても面白かったし、続きが気になります。あと、シスベルのイスカに対しての想いや行動も可愛いくてめっちゃよかったし、それに嫉妬するアリスも最高でした。イスカと燐の関係も意外と好きですね2018/09/20
和尚
22
いろんな思惑が絡む姉妹戦争(時に日常な喧嘩)から始まる回。 読みやすく、それでいて波があって、そしてページ数が一定なの凄いなと思いつつ、印象としてはギアが上がったイメージで、更に面白かったです。 アリスとイスカの強さが際立つ戦闘も、匂わせられる謎も背景も、それぞれ良く、続きが楽しみです。2025/05/10
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