角川文庫<br> 教室が、ひとりになるまで

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角川文庫
教室が、ひとりになるまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041096857
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。「全員が仲のいい最高のクラス」で、なぜ―。垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から信じがたい話を打ち明けられる。「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」“他人を自殺させる力”を使った証明不可能な罪。犯人を裁く1度きりのチャンスを得た友弘は、異質で孤独な謎解きに身を投じる。新時代の傑作青春ミステリ。

著者等紹介

浅倉秋成[アサクラアキナリ]
1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞しデビュー。19年に発表した『教室が、ひとりになるまで』で、第20回本格ミステリ大賞“小説部門”&第73回日本推理作家協会賞“長編および連作短編集部門”にWノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美紀ちゃん

179
「助けて、3人とも自殺じゃない!みんなあいつに殺されたの」と隣りに住む美月(幼馴染)が言う。学校創立から代々伝わる特別な能力が謎でハラハラした。 主人公の垣内は、嘘を見破る能力。あとの人はどんな能力なのか?創立者の書いた本!なるほど! 近くに人がいるのは、煩わしい。けれど、1人でいるのは耐えられないくらい寂しい。ラストには光がさす。面白かった。「六人の嘘つきな大学生」も先が予想出来ず、意外性があり面白かった。これもなるほどと唸るポイントが後半にたくさん出てくる。伏線の回収もお見事。 面白かった!2022/03/09

Kanonlicht

130
最近流行りの特殊設定ありのミステリ。能力隠匿系にありがちな、こう思わせといて実は…みたいなところは割とあっさりしていてやや肩透かしの感が。むしろ謎解きよりも、スクールカーストや同調圧力、陽キャと陰キャの分かり合えない隔たりなど、高校生の抱える闇の部分に迫った青春小説の趣が強いと感じた。あまりに命が軽く考えられていることに違和感を覚えるけれど、それは自分が歳とったからで、実際の中高生が読むとまた違う見え方があるんだろうな。2022/05/10

やっちゃん

112
隠キャの性根を見事に剥き出しにしてる。自分もひとりが大好きだけど別に陽キャがどうこうは特にないけどな。嫌いな人ともうまくやれるのが大人だよね。若者の負の部分ばかりで若さ溢れる青春は皆無だったがたまにはこんな黒い青春小説もいいかも。2023/03/03

ま~くん

106
高校で3人が立て続けに自殺した。最高のクラスなのに何故。主人公は友人と真相を探る内に、実は殺人だと気付く。だが犯人の手口が掴めない。彼等の目前でまた一人女子生徒が飛び降り死亡した。真犯人は、動機は。犯人が語った理由に共感出来る人がどれ位いるだろう。個人的にはもう殆どホラー、オカルト。教室がひとりになるまで殺し続けるという意味かと思ったが、犯人の言い分はもっと質が悪く闇が深かった。胸糞の悪くなる一方的な主張に閉口したが、同じ感情を抱いている仲間がかつてのクラスメイトにいたかも知れないと思うとやり切れない。2022/02/01

satomi

86
「特殊設定ミステリ」というらしい。すっきりしない読後感だけど、読んでる間は夢中になれた。スクールカーストってなんなのかと前々から考えていたけれど「面白いのは、顔がよくて運動ができる男子でも、美人で性格のいい女子でも、いくら上等な恋人を手に入れたとしても『上に行きたい』、『富国強兵ゲームに参加したい』と思わない生徒たちは、階級が『下』だと認識されてしまうところだよね」(p.173)という部分にすごく納得した。高校の頃を思い出しながら読んで、あの同級生たちは今頃どうしてるのかなぁとふと思ったりもした。2022/06/18

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