出版社内容情報
いざゆかん、冒険の旅へ……! 謎めいた霧の島で待ち受ける試練とは!?
内容説明
宮中に正月が訪れた。帰る家のない天青だが、鶏冠や曹鉄らと楽しく過ごす。そして現国王は、藍晶王子の王位継承権を明らかにすべく、立太子礼を行うと決定。しかし世継の証となる宝剣は行方知れず。藍晶は代わりの証を得るため、天青らを連れて神秘の孤島を目指す。荒れる海を超え、霧の島へ辿り着いた一行。藍晶は試練に打ち勝てるのか。そして判明する衝撃の事実とは。冒険心がうずきだす、傑作アジアン・ファンタジー第6弾。
著者等紹介
榎田ユウリ[エダユウリ]
東京都出身。榎田尤利名義でも著作多数。巧みなストーリーテリングと、魅力的なキャラクター描写で、多くの読者を魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミュポトワ@猫mode
110
宮廷神官物語、6巻読了しました。ここからは再読ではなく初読です。…って、なんだよ、この最後!黒幕、こいつかよ!?って感じのラストで、マジでかぁと思いつつ、続きが気になる終わり方でした。この巻は王子の旅のお話で、細かいギャグ要素にプククと噴出しながら、シリアスに読み続けてたんですけど、最後が衝撃的過ぎて、それまで考えていた感想がすべて消し飛びましたw 最後がすごすぎてね、思わず今までの巻の最後にある伏線を確認してしまいましたw 超続きが気になる展開なので、続けて7巻も読みたいと思います♪2020/07/24
りゅう☆
99
藍晶王子が世継の証の代わりの徴を得るため水神官のいる白霧島へ。天青、鶏冠、曹鉄、赤烏そしてハクと旅立つ。櫻嵐は今回お留守番で残念!旅では腹グロ大臣の手下らが藍晶王子の命を狙う狙う。そもそもこんな危険な旅に出ることになったのも腹グロのせいだし。人だけでなく、牙犬にも襲われ大変。そんな危機を乗り越え精霊スイコとの出会いを果たし、水神官の元へ。藍晶王子って本当にスバラシイお方。驕らず、常に民のことを思い、優しく聡明で女装が似合う?いよいよ王太子と認められようとした時、まさか世継たる徴が二つ?本当の第一王子って…2021/07/11
ぽんすけ
94
苑遊様めっちゃいい男!作中イケメンだらけですが私一押しは彼!3巻目でただ優しい男じゃない実はかなり黒いはずと予感してました。この巻の最後最高でしたね。ゾクゾクしたwヤンデレ気味なところも見えてナイス。いや~しかし彼は普段何事にも執着しないだの麗虎国がどうなろうと関係ないだの匂わせてますけど、鶏冠への執着と独占欲半端ないから!衣装はもちろん自分好みのチョイスで着飾らせたり、鶏冠の少年時代を知ってるのは自分だけと何気に自慢したりと曹鉄や天青へのマウントに忙しいし。曹鉄が王子と発覚した次巻以降どうなるのか楽しみ2021/03/23
kei302
67
刀ではなく、剣だった。「承影剣」ね。藍晶 ピンチ。獰猛な牙犬より、もっと危険な者は身近にいたのだ。 そして、ラストにも…。精霊さん登場、剣が光を放つなど、ファンタージ色が濃かった。そして、BL臭もうっすらと(気のせい気のせい)。 〈ミマタのグガンガ〉青天に笑わせてもらった。新種のガガンボかと思ったよ。2021/06/20
ケロリーヌ@ベルばら同盟
58
早春、王位継承を確実とする為の「徴」を求め、藍晶王子と側近の赤烏、鶏冠、天青、曹鉄らが旅立つ。固い信頼で結びついた彼らが再び行を共にする姿に心踊る。麗虎国は、永年聖別された王宮で、世の中の実情を知らぬ王が至高の位に就き、侫奸な臣が政を歪め、民が蔑ろにされて来た。その悪循環を断つ。聡明で果敢な王子の真摯な想いと、未熟な己が、王の器に相応しいか、自信を持てない純粋さ故の苦悩も描かれる第六巻。丹念に張りめぐらされ、周到に布石が配された網が引き絞られ、闇に隠されていた人物等が、遂に表舞台に出る。本作も一気に読了。2021/10/27
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