出版社内容情報
女性活用を妨げるものは何か? 企業や国の両立支援はなぜうまくいかないのか? 日本で女性が活躍するために何が必要か提言する。
総合職でも一般職でも働き続けられないのはなぜ?
若い女性に専業主婦願望が強いといわれているのはなぜ?
幹部候補生として採用した女性ほど辞めてしまうのはなぜ?
日本企業で女性人材が育たない原因を明らかにすると共に、女性の活躍を推進してきた資生堂、大和証券、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイリングなどの取り組みも紹介。多様な人材活用を実現するための処方箋を提示する。
エピローグに桐野夏生氏インタビューも掲載。深夜の弁当工場で働く主婦パートを描いた『OUT』、孤独な専業主婦を描いた『だから荒野』などの作品のインタビューを通して、日本の女性が置かれてきた社会構造を掘り下げる。
女性労働研究・ワークライフバランス研究の第一人者が問題の根源を解明する決定版
桐野夏生氏推薦!
プロローグ
第1章 高学歴女性が仕事を辞める本当の理由
第2章 少子化はなぜおきたのか
第3章 女性管理職はなぜ少ないのか
第4章 静かな革命はおこせるか
第5章 高まる経済リスクと将来不安の増大
第6章 まとめと政策提言
エピローグ 桐野夏生氏インタビュー
【著者紹介】
大沢 真知子(オオサワ マチコ)
日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授、同大学現代女性キャリア研究所所長
南イリノイ大学大学院経済研究科博士課程修了。Ph. D.(経済学)。
コロンビア大学社会科学センター研究員、シカゴ大学ヒューレット・フェロー、ミシガン大学ディアボーン校助教授、日本労働協会(現労働政策研究・研修機構)研究員、亜細亜大学助教授を経て、現職。専門は労働経済学。
著書に『経済変化と女子労働』(日本経済評論社、1993、東京海上各務記念財団優秀図書賞)、『新しい家族のための経済学』(中央公論新社、1998)、『働き方の未来』(編著、日本労働研究機構、2003)、『コミュニティビジネスの時代』(共著、岩波書店、2003)、『ワークライフバランス社会へ』(岩波書店、2006)、『ワークライフシナジー』(岩波書店、2008)、『21世紀の女性と仕事』(共著、放送大学教育振興会、2006)、『日本型ワーキングプアの本質』(岩波書店、2010)、『妻が再就職するとき』(共著、NTT出版、2012)ほか。
内容説明
総合職でも一般職でも働き続けられないのはなぜ?若い女性に専業主婦願望が強いといわれているのはなぜ?幹部候補生として採用した女性ほど辞めてしまうのはなぜ?日本企業で女性人材が育たない原因を明らかにするとともに、女性の活躍を推進してきた資生堂、大和証券、セブン&アイ・ホールディングス、ファーストリテイリングなどの取り組みも紹介。多様な人材活用を実現するための処方箋を提示する。
目次
第1章 高学歴女性が仕事を辞める本当の理由(高学歴女性が離職する本当の理由;日本の男女間賃金格差と統計的差別仮説 ほか)
第2章 少子化はなぜおきたのか(少子化はなぜおきたのか;日本の企業社会の子育てコスト ほか)
第3章 女性管理職はなぜ少ないのか(ダイバーシティ・マネジメント;ジェンダー・ダーバーシティと企業業績 ほか)
第4章 静かな革命はおこせるか―ポジティブ・アクションの可能性を探る(アメリカにおいて女性の社会進出はなぜおきたのか;日本の男女雇用機会均等法の変化とその課題 ほか)
第5章 高まる経済リスクと将来不安の増大(非正規労働の増大はなぜおきたのか;日本の社会制度と格差社会の出現 ほか)
終章 まとめと政策提言
著者等紹介
大沢真知子[オオサワマチコ]
日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授。同大学現代女性キャリア研究所所長。南イリノイ大学大学院経済研究科博士課程修了。Ph.D.(経済学)。コロンビア大学社会科学センター研究員、シカゴ大学ヒューレット・フェロー、ミシガン大学ディアボーン校助教授、日本労働協会(現労働政策研究・研修機構)研究員、亜細亜大学助教授を経て、現職。専門は労働経済学。著書に『経済変化と女子労働』(日本経済評論社、1993、東京海上各務記念財団優秀図書賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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