出版社内容情報
七年前、救った命。悲運により引き裂かれた二つの星が、ついに動き始める七年前、町道場の師範を務める矢萩一郎太が救った赤子がいた。川に流されていた男の子は、兵ノ介と名付けられ元気に育っていた。だが、兵ノ介の背負っていた悲壮な過去が、運命を大きく動かす。感動の書き下ろし。
中谷航太郎[ナカタニコウタロウ]
広島県出身、早稲田大学卒。作家、写真家。主な作品に「秘闘秘録 新三郎&魁」シリーズ『ヤマダチの砦』『隠れ谷のカムイ』『オニウドの里』『覇王のギヤマン』『アテルイの遺刀』。その他『首売り丹左』『晴れときどき、乱心』などがある。石本馨名義の写真集は『戦争廃墟』『団地巡礼』『見たことないサボテン・多肉植物』(小田康平著・中谷航太郎撮影)など。英・レアクション出版から刊行された『Photography and Japan(写真と日本)』にも作品が収録された。
内容説明
小伝馬町で剣術道場の師範代を務める矢萩一郎太は、7年前、川に蹴り落とされた赤子を助けた。赤子を捨てた男の行方は知れず、一郎太と妻の郁江は、赤子を我が子として育てることに。月日は流れ、兵ノ介と名付けられた男の子は、剣の才を発揮し、一郎太を驚かせるほどに強くなっていく。血の繋がらぬ息子にはどんな秘密があるのか。兵ノ介の出自を知る男を追う一郎太。幼き剣の強さの秘密が明かされたとき、宿命の物語が幕を開ける。
著者等紹介
中谷航太郎[ナカタニコウタロウ]
広島県出身、早稲田大学卒。作家、写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 水文学・水工計画学