出版社内容情報
常識にとらわれているうちは美酒・美食にめぐりあえない。清酒と和食の絶妙の相性を知れば、あなたの人生は一変する!
【チャート】清酒と料理の相性診断表〈清酒のタイプと飲用適温(特定名称酒に限定)〉
食卓でも、お客様相手でも、夢の味覚が楽しめる
それは五年ほど前の秋の夕暮れであった。ピタピタコンビ(渡辺正澄と藤原正雄)は久方振りで東京の雰囲気のよい居酒屋で落ち合った。
まず、よく冷えたフレッシュな清酒(大吟醸)で乾杯。さわやかな果実香が冴え、のどごしもよくじつに美味しい。添え物のじゅん菜の二杯酢にピッタリだ。話に夢中になって、一時間ほど経った。ビンに残っていた大吟醸を味わってみた。先ほどのさわやかな香りが消え失せている。コクのあるサバの筒揚げをつつきながら飲んでみると、清酒と料理がピタピタと合わない。
さっきまでよく冷えていた大吟醸の香味は、室温近くになって、全く違ってしまった。おまけに、大吟醸のようなよく磨いた酒には、サバのような油身でコクのある料理は全く合わない。
この事実は、ピタピタコンビが二〇年ほど前、多くの科学的な実験の結果つくり上げた、ピタピタ理論(ワインと料理の相性原則)で分かった事実と、まさにピッタリではないか!
またある時、ピタピタコンビは、酒こそわが命と自称する共通の友人をすし屋へ誘った。
まず、小皿二枚と、真っ二つに切ったレモンの片方をそれぞれ用意。一方の小皿には醤油だけを、もう一つの皿には、醤油に約六〇%
内容説明
ワインと料理に相性があるように、清酒と和食にも絶妙の相性がある。この味を知ったら、人生は一変する。
目次
第1章 清酒と料理には相性がある
第2章 ピタピタ理論で夢のような味覚になる
第3章 ピタピタ理論の誕生
第4章 この際、清酒についてしっかり知ろう
第5章 実践編・人生が一変するうまさ、美味しさ!
著者等紹介
渡辺正澄[ワタナベマサズミ]
山梨大学工学部応用化学科卒。ワイン醸造学専攻。ワイン研究のため、ドイツ国立ガイゼンハイム研究所に留学。1978年、日本醸造協会技術賞受賞。農学博士(京大)。現在、株式会社ワイン総合研究所代表取締役社長。著作多数
藤原正雄[フジワラマサオ]
慶応義塾大学経済学部卒。サッポロビール株式会社入社。1985年、同社ワイン営業部発足と同時に企画統括部長として活躍。現在、株式会社ワイン総合研究所代表取締役会長
石倉淳一[イシクラジュンイチ]
北海道生まれ。独協大学卒。1980年、女子パウロ会「小さい花のテレジア」でさし絵デビュー。1983年「わてがナニワの太子だす」で月刊少年ジャンプ、月間ギャグマンガ賞佳作受賞
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